渡辺 久美子 (わたなべ くみこ)
概要
日本の
女性声優、渡辺久美子は
1965年10月7日生まれで、
千葉県出身です。彼女は現在、シグマ・セブンに所属しており、夫も声優である辻谷耕史です。渡辺さんは『WORKING!!』の白藤杏子や『
あたしンち』の母役、名作『
犬夜叉』の七宝など、多くの人気キャラクターを演じることで知られています。
略歴
渡辺さんが声優職を意識するきっかけとなったのは、劇場版『
宇宙戦士バルディオス』の声優
オーディションでした。応募者数が多かった中で、スタジオ選考の30人の一人に選ばれたことから、声優としてのキャリアに自信を持ちました。それ以降、日本ナレーション演技研究所を卒業し、アーツビジョンに所属。そこで彼女は『鎧伝サムライトルーパー』の山野純役で初めてのレギュラーを獲得します。
2012年7月には自身のブログで、同じく声優の辻谷耕史と
結婚したことを報告しました。しかし、
2018年に辻谷さんが急逝し、その後しばらくの間、彼女は深い悲しみに包まれていました。
また、
2018年2月にアーツビジョンからシグマ・セブンへ移籍しました。
人物と活動
渡辺さんが演じる役は多岐にわたります。少年や少女から中年
女性、そして気の強い
女性のキャラクターなど、幅広いジャンルに出演しています。特に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』シリーズでは、複数の少年少女キャラクターを演じ分けるなど、その演技の幅が際立ちます。
彼女はまた、
プロレスファンであり、特にDRAGON GATEを支持しています。自身のウェブサイトには、
プロレスラー小橋建太に「お姫様抱っこ」されている写真をアップし、その楽しさを伝えています。2007年には『ハッスルマニア2007』でアテレコを行い、貴重な経験をシェアしています。
代表的な作品
渡辺久美子さんの代表作には、『ケロロ軍曹』のケロロや『
犬夜叉』の七宝などがあります。『
あたしンち』では母役で
オーディションを受け、繊細で温かい演技を披露しました。また、『超劇場版ケロロ軍曹3』ではケロロとダークケロロの両方の役を担当しました。これに関しては収録後に不満があり、再録音を行ったこともあります。このように彼女は自身の演技に対しても厳しい姿勢を持っています。
出演作品の多様性
彼女の出演歴は広範で、
1985年の「六三四の剣」から2023年の「トモちゃんは女の子!」まで、多くの作品に関わっています。また、劇場アニメやOVA、Webアニメ、さらにはドラマCDやゲーム、吹き替え作品にも多く出演しています。
彼女が演じた作品はテレビアニメだけでも数百本を超え、アニメ業界において欠かせない存在となっています。特に、長期にわたるアニメシリーズにおける活躍は、彼女の声優としての実力を物語っています。
まとめ
渡辺久美子さんは、その豊富な経験と多様なキャラクター演じ分けるスキルにより、多くのファンから愛されています。彼女の今後の活動にも注目が集まります。彼女の情熱と才能は、声優界全体に大きな影響を与えていることでしょう。