渡辺幹男

渡辺幹男

渡辺幹男（わたなべ みきお、1962年11月5日 - ）は、日本のギタリスト、作曲家、音楽プロデューサー。

人物

東京都浅草で生まれ育ち、6歳からギターを始める。18歳でプロとして活動を開始し、後に師と仰ぐ吉田豊氏のバンドに22歳で参加。

29歳からは13年間、無印良品サマージャンボリーの音楽監督を務める。このイベントは、彼の音楽性と才能を広く知らしめるきっかけとなった。

作家であり冒険家の戸井十月の「世界五大陸走破」（1997年～2009年）のドキュメンタリー番組のためにテーマソング「Mais Para La」を制作。2013年からの2年間は、韓国の済州島に拠点を移し、アジアの音楽制作に没頭するなど、国際的な活動も展開している。

2016年には、海つなぐプロジェクトの発足と同時に自身のレーベルGoldSteyMusicを設立。プロデュースや楽曲提供を通じて、才能あるアーティストを支援している。沖縄の人気ユニットCOI-NAのCDプロデュースや楽曲提供もその一環である。

コロナ禍を経て、2022年よりアジアンプロジェクトを再開。コンサート活動やアーティストプロデュースに力を注いでいる。同年、ソプラノ歌手の宗田舞子、パーカッション奏者の穐葉慶吾と異色のトリオ「Classticks」を結成。金沢、名古屋、神戸、和歌山、岡山、沖縄、台湾など、国内外で精力的な演奏活動を展開している。

2024年10月1日には、「Classticks」が石川県白山市の観光特使に任命され、2年間の任期で白山市の魅力を音楽を通して発信する活動を行っている。

作品

1992年 - ファーストアルバム『MERENDA』発表
1993年 - 『浜辺で聴くビートルズ』発表
1994年 - Vap inc.より『ラブァーズコレクション』5枚組発表
2002年 - 無印良品サマージャンボリーテーマ曲『アクレジッテ』発表
2004年 - Bossa Organica（渡辺幹男、吉田和雄）1stアルバム『Bossa Organica』発表
2006年 - 戸井十月世界五大陸テーマ曲「Mais para la」収録サウンドトラック『Mais para la』発表
2006年 - Victor Entertainment,inc.より南佳孝&RioNovo（新川博、吉田和雄、渡辺幹男）『Bossa Alegre』発表
2007年 - オーマガトキよりボッサオルガニカ『Liberdade』発表
2008年 - 沖縄ホテル日航アリビラのオリジナルアルバム『ALIVILA』発表
2013年 - Della inc.より『ほのぼのボッサ～やさしくなりたい～』
2014年 - Della inc.より『家カフェ～X'mas～』
2015年 - Della inc.より『ほのぼのボッサ～風になりたい～』発表

楽曲提供及び参加作品

相曽晴日、岩男潤子、カルロストシキ、加藤実、木村充揮（憂歌団）、クミコ、小林旭、佐野聰、志賀昭裕、斎籐みゆき、JJ・Lee（SAX）、清水明日香、笑福亭銀瓶、新川博、制服向上委員会、宗田舞子（ソプラノ歌手）、西田あい、野田幹子、ParisMach、羽山みずき、日野美歌、細田好弘、三浦晃嗣、南佳孝、ブレッド&バター、松山千春、みつき愛、三ツ矢亜美、森下亜希子、吉田豊、吉田和雄、柳澤伸之、依田彩など、多数のアーティストに楽曲提供や演奏で参加している。

プロデュースを手掛けた日野美歌のアルバム『横浜フォール・イン・ラブ』は、ミュージックマガジン2010年1月号の「ベストアルバム2009」歌謡曲/Jポップ部門で第5位に選出された。

もう一度検索