渡辺等 - 多彩な才能で日本の音楽シーンを彩るベーシスト
渡辺等(わたなべ ひとし)氏は、
1960年7月30日生まれの日本の
ベーシストです。
エレクトリックベース、エレクトリック・アップライトベース、ウッドベースを主な楽器としながら、
チェロ、
マンドリン、
ウクレレ、ブズーキ、12弦フレットレス
ギターなど、多様な弦楽器を操る卓越した演奏技術を持っています。
華麗なるキャリア
1983年、バンド「SHI-SHONEN」で音楽活動をスタートさせ、アミューズに所属。同時期には「Real Fish」にも参加していました。SHI-SHONEN脱退後は、セッションミュージシャン、スタジオミュージシャンとして活躍の場を広げます。
レコーディングへの参加は実に多岐に渡り、
あがた森魚、
新居昭乃、嵐、
伊藤真澄、
岡本真夜、
小川美潮、
鬼束ちひろ、
カジヒデキ、
辛島美登里、
菅野よう子、
キリンジ、
Kiroro、小島麻由美、COCCO、箏座、
コトリンゴ、coba、GONTITI、
坂本真綾、Seatbelts、椎名林檎、Jungle Smile、
スキマスイッチ、
谷山浩子、
葉加瀬太郎、pizzicato five、フリッパーズ
ギター、
モーニング娘。、
森山直太朗、eufonius、
遊佐未森、ル・クプルなど、数多くの著名アーティストの作品に参加。その音楽性は、ジャンルを超えた幅広い支持を集めています。
1990年には、
金子飛鳥氏、佐藤正治氏、
塩谷哲氏と共にバンド「Adi」を結成。現在までに5枚のソロアルバムを発表しており、AIRのサポートメンバーも務めるなど、ソロ活動でも精力的に活動しています。
愛用機材 - プロフェッショナルのこだわり
渡辺氏の音楽活動において、機材選びも重要な要素となっています。長年に渡り培ってきた経験と知識に基づき、厳選された機材を使用しています。主な愛用機材は以下の通りです。
自作プレシジョンベース(ディマジオ社PU、バダスブリッジ搭載。レコーディングでのメイン機)
ミュージックマン・スティングレイ(非常に珍しいメイプル指板、ライン無しの初期型モデル)
フォデラ・アンソニージャクソンモデル(コントロールを取り外したパッシブ仕様、主にレコーディングで使用)
G&L社・L-2000(多くのライブで使われる、2005年よりPUはバルトリーニに交換)
ミュージックマン・スティングレイ5(2000年代以降のライブで多く使われる)
NSデザイン・EU-5 Bass
より詳細な機材情報や仕様については、氏のオフィシャルウェブサイト内の「雑感日記」を参照ください。
ディスコグラフィー
SHI-SHONEN
Singing Circuit (1985年)
DO DO DO (1985年)
Adi
HOME (1990年)
Adi (1992年)
SOFTLY (1992年)
GOLCONDA (1993年)
ソロアルバム
渡辺等とHililipom (1991年)
portrait of summer (1998年)
Chamber (1999年)
Boring (2002年)
two doors (2003年)
moment(2024年)
バンド参加
ZABADAK
AIR
* TARO HAKASE & THE LADS
まとめ
渡辺等氏は、長年に渡る活動の中で、独自の音楽性を確立し、日本の音楽シーンに多大な貢献を果たしてきました。その卓越した演奏技術、多様な楽器への対応力、そして、数多くのアーティストとの共演は、彼の
音楽家としての魅力を余すことなく伝えています。今後の活動からも目が離せません。