渡邉聖子

渡邉聖子: 新星女子柔道選手の軌跡

渡邉聖子（わたなべ せいこ）は1999年7月29日生まれで、福島県出身の女子柔道選手です。現在、63kg級で活動しており、身長は168cm、左組みで戦います。血液型はO型で、得意技は内股に定評があります。

幼少期からのスタート

彼女の柔道のキャリアは、わずか3歳の時に始まりました。当時の姉たちに感化される形で柔道を習い始め、早くもその才能を開花させることとなります。中学校時代から全国大会での実績を積み重ね、浜岳中学に通っていた3年生の時には全国中学校柔道大会の57kg級にて3位という好成績を収めました。

高校での成長

進学先の横須賀学院高校では、柔道選手としてさらなる進展を見せました。1年生の時には全国高校選手権で63kg級に挑み、見事5位入賞を果たします。その後、高校2年生と3年生のときにもインターハイで5位となり、しっかりと地元の名を広めることに貢献しました。

大学生時代の飛躍

2018年に帝京大学へ進学した彼女は、大学生活の中で更に多くの成果を収めます。特に2年生の時には学生体重別選手権で2位となり、体重別団体でも3位入賞を果たしました。その後、3年生の年には講道館杯での決勝進出も経験し、パーク24の堀川恵に敗れたものの、自己の成長を実感する機会となりました。4年生になると学生体重別での優勝をはじめ、体重別団体での成績も残しました。

プロとしての活動

2022年には警視庁に所属することとなり、プロ選手としてのキャリアが始まります。この年も講道館杯で2位に輝いたほか、グランドスラム・東京では準決勝で世界チャンピオンの堀川に反則勝ちしつつも決勝で高市に敗れて再び2位となりました。2023年のグランドスラム・テルアビブでは2回戦でイスラエルのギリ・シャリルに反則負けとなり、不安定な試合が続きましたが、5月のグランプリ・リンツでは準々決勝で世界選手権2位のアンドレヤ・レシキを打破し、決勝進出を果たしましたが、最終的に立川桃に敗れて2位に終わりました。

最新の大会とランキング

2024年5月のグランドスラム・ドゥシャンベでは初戦でアルジェリア選手に敗北。2025年4月の体重別大会では3位を獲得し、5月の同大会では準決勝かメルキア選手に敗北。その後の大会でも十分なパフォーマンスを見せており、IJF世界ランキングでは700ポイントを獲得して54位にランクインしています。

彼女の戦跡は多岐にわたり、数々の大会での成績はその努力と才能を示しています。今後の活躍が期待される渡邉聖子選手のこれからの挑戦にも、ぜひ注目していきたいところです。

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