立川桃

立川 桃（たつかわ もも）

立川桃は、2001年1月6日に愛媛県四国中央市で生まれた日本の柔道選手であり、63kg級で活躍しています。身長は158cmで、血液型はB型です。柔道をはじめたのは3歳の頃で、地元の川之江柔道会で基礎を学びました。彼女の家族も柔道選手であり、姉の立川莉奈は48kg級、兄の立川新は73kg級でそれぞれ競技しています。

経歴

桃は川之江北中学を経て、新田高校に進学します。高校2年生のとき、63kg級の高校選手権で3位に入賞し、その後もジャパンジュニア大会やインターハイなどでの活躍を見せました。特に、3年生の時には全日本カデで2位、インターハイで5位と着実に成績を伸ばしていきました。

2019年には東海大学に進学し、1年目から圧倒的なパフォーマンスを見せました。学生体重別選手権、優勝大会、体重別団体戦においてすべてで優勝し、全国タイトルを総なめにしました。3年目には優勝大会で再び優勝を果たしたものの、学生体重別では2位、体重別団体では3位に留まりました。しかし、4年目には再び3冠を達成し、その力を証明しました。また、講道館杯では準決勝で敗れるも3位に食い込みました。

プロ入りと最近の成績

2023年からはALSOKに所属することとなり、柔道界に新たな一歩を踏み出しました。体重別選手権では準決勝での手のひらを返すような逆転劇が注目され、抗議後のビデオ判定においてアルモードの相手選手が反則で敗れるという展開がありました。これにより、桃は決勝に進出し、JR東日本の土井雅子を相手に反則勝ちでシニアの全国大会初優勝を果たしました。これをきっかけに、彼女の名は一気に広まりました。

その後、2023年5月に行われたグランプリ・リンツでも素晴らしい成績を収め、決勝で渡邉聖子に反則勝ちを決めてIJFワールド柔道ツアー初優勝を手にしました。そして、2024年3月にはグランドスラム・タシケントに出場し、準決勝で世界2位の選手に反則勝ちを収めましたが、決勝ではオリンピックチャンピオンに敗れ、2位に終わりました。

その後の4月の体重別選手権では初戦での敗北となりましたが、彼女の進化は止まっておらず、今後の成長が期待されます。最新のIJF世界ランキングでは700ポイントを獲得し、50位に名を連ねています。彼女の柔道スタイルは左組みで、得意技は大内刈という特長があります。

彼女の今後の活躍が多くの柔道ファンに期待されており、さらなる成長を見せることでしょう。立川桃は柔道界の新星として、次世代を担う選手たちの注目を集め続けています。

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