湖南町

湖南町（こなんまち）

湖南町は、福島県郡山市の西部に位置する地域です。かつては安積郡に属する湖南村でしたが、現在は郡山市の一部となっています。

概要

戦国時代頃から白河街道が通り、赤津、福良、三代地域は宿場町として栄えました。会津若松市との結びつきが古くから強い一方、1962年の旧三森隧道開通により郡山市との交流も深まっています。奥羽山脈によって郡山市の他の地域と隔てられているため、気候は会津地方に近く、郡山市内では唯一の豪雪地帯です。

地理

湖南町は猪苗代湖に面し、額取山や会津布引山などの山々に囲まれています。豊かな自然環境が特徴です。

湖：猪苗代湖
山：額取山、会津布引山

歴史

1955年（昭和30年）：中野村、三代村、月形村、福良村、赤津村が合併し、湖南村が誕生。
1965年（昭和40年）：郡山市が湖南村を含む安積郡全町村、田村郡田村町と新設合併し、郡山市の一部となる。
1974年（昭和49年）：主要県道白河会津若松線が国道294号に昇格。

行政

県管轄の機関として郡山北警察署の駐在所が、市管轄の機関として湖南行政センターや郡山消防署湖南分署などが置かれています。

交通

会津バスが郡山市内でありながら一般路線を運行しています。これは地理的な条件によるものです。道路は国道294号や主要県道などが整備されています。

一般国道：国道294号
主要県道：福島県道6号郡山湖南線、福島県道9号猪苗代湖南線、福島県道67号中野須賀川線
一般県道：福島県道234号舟津福良線、福島県道235号羽鳥福良線、福島県道236号青松浜線、福島県道376号湖南湊線

産業

農業が盛んで、田畑が広がっています。布引高原では大根やキャベツの栽培が広く行われています。地域内に大規模な小売店舗はありません。

教育

2005年に統合された郡山市立湖南小学校は、小中一貫教育を実施しています。中学校は郡山市立湖南中学校、高等学校は福島県立湖南高等学校があります。

名所・旧跡・観光スポット

猪苗代湖：青松浜、舟津、浜路、舘浜などの湖水浴場があります。冬にはしぶき氷が見られることもあります。
鬼沼
屏風岩
舟津公園
布引高原
馬入新田水芭蕉群生地
清水川の梅花藻
隠津島神社
東光寺（中地大仏）
千手院（千手観音像）
長福寺（おすがり観音、弁天堂）
湖南温泉（サニーランド湖南）

祭事

4月：水芭蕉まつり（馬入新田水芭蕉群生地）
7月：湖まつり（舘浜）
8月：郡山布引風の高原まつり
10月：横沢の麓山まつり（鏑箭神社）

湖南町は、豊かな自然と歴史、文化が調和した魅力的な地域です。

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