湖月わたる

湖月わたるのプロフィールと来歴

湖月 わたる（こづき わたる、6月28日生まれ）は、日本の女優であり、宝塚歌劇団の元トップスターです。彼女は埼玉県出身で、梅田芸術劇場に所属しています。また、放送大学の教養学部心理と教育コースを卒業（2012年）しています。本名は三澤 陽子（みさわ ようこ）で、身長は174センチ、血液型はB型とされています。彼女の愛称は「わたるさん」「わたるくん」「わたさん」で、日舞花柳流の名取でもあり、名取名は「花柳湖月」です。

幼少期からの夢

湖月わたるは3人兄弟の末っ子として生まれました。彼女の家族は両親と2人の兄がいます。幼少の頃からリトミックなどの習い事を行っており、小学校で宝塚歌劇団の作品『ジャワの踊り子』と出会ったことで、舞台への憧れが芽生えました。特に自身の長身を活かせる男役としての夢を持ち、1987年に宝塚音楽学校に合格しました。1989年に宝塚歌劇団に入団し、初舞台は星組公演の『春の踊り／ディガディガドゥ』でした。

宝塚での成長と活躍

彼女はスタイルとルックスを活かし、早くからスター候補生として注目を浴びました。特に、星組男役の先輩たちから受けた指導が、彼女の成長に大きく寄与しました。1992年にはニューヨーク特別公演に参加し、1994年には新人公演で初主演を果たしました。この活躍を経て、1997年には日本青年館公演で初主演を果たし、その後も次々と公演を重ねました。

2000年には宙組の立ち上げメンバーとなり、3番手として異動。以降、彼女は宙組の2番手としても活躍し、トップスターとしての地位を確立しました。2003年には全国ツアー『蝶・恋（ディエ・リエン）』でトップスターに就任し、2004年には「元気な入間・生き生き功労賞」を受賞しました。

退団後の活動

2006年には宝塚歌劇団を退団し、その後は様々な舞台で幅広く活躍しています。ブロードウェイミュージカル『DAMN YANKEES』や『カラミティ・ジェーン』などに出演し、演技の幅を広げていきました。また、学業も続け、高卒認定を取得し、心理学と教育学を中心に専攻し卒業したことが評価されています。

自らの英語の発音を磨き、2015年にはアメリカのブロードウェイの『シカゴ』に限定的に出演する機会を得るなど、国際的な舞台でもその名を広め続けています。

多彩な舞台出演歴

さらに、彼女の宝塚時代の主演作品は非常に多岐にわたり、特に新人公演では『若き日の唄は忘れじ』や『カサノヴァ・夢のかたみ』などで主演を務めています。宝塚退団後もコンサートやライブ、講演、テレビ出演など多方面で活動しており、2024年には新たなミュージカル『町田くんの世界』に出演予定です。

結論

湖月わたるは、その美しい容姿とダイナミックなパフォーマンスで多くのファンを魅了し続けています。彼女のキャリアは舞台芸術だけでなく、学業やライフスタイルの両立においても際立ったモデルを示しています。彼女の今後の活動にも大きな期待が寄せられています。

もう一度検索