湘南テアトロ☆デラルテ

湘南テアトロ☆デラルテ

湘南テアトロ☆デラルテ（しょうなんテアトロ☆デラルテ）は、日本で活動する劇団の一つです。声優や俳優として知られ、「怪物ランド」のメンバーでもあった郷田ほづみが代表を務めています。

概要と沿革

この劇団は、2000年の秋に産声を上げました。設立当初は湘南地区に在住する役者たちが中心となり、「湘南アクターズ」という名称で活動を開始しました。劇団員は全員が「湘南アクターズスクール」の卒業生で構成されており、中には声優の水野理紗のような活動しているメンバーも含まれます。約10年間、湘南アクターズとして活動を続けましたが、2010年からは現在の「湘南テアトロ☆デラルテ」へと名称を変更しました。

劇団の主な活動拠点となっているのは、神奈川県平塚市代官町にある「アトリエ湘南」です。ここでは、年間1回から2回程度のペースで本公演が上演されています。加えて、2009年頃からは「マンスリーシアター」と称する公演を毎月末に実施しており、年間を通じて活発な演劇活動を展開しています。

上演作品の傾向

湘南テアトロ☆デラルテが上演する作品にはいくつかの特徴があります。

オリジナル作品への注力: 設立初期は堤泰之の作品なども手掛けていましたが、2003年10月の第5回公演「幸せのアルデンテ」以降は、同じく湘南を拠点に活動する脚本家である金津泰輔による書き下ろし作品が多く上演されました。「想い出のガーデニア」や「微笑みのサムシング」などがこの時期の作品です。
近年の中心作家: 現在は、塩塚晃平が手掛ける作品の上演が主となっています。「ばいばいマイマム」「しゃ・ら・ら〜翠川家の四人姉妹〜」「いつでもマリハナ」など、多様なテーマの作品に取り組んでいます。
* 多彩な公演形態: 本公演以外にも、過去の上演作品を再び披露する再演公演、手軽に観劇できるワンコインシアター、さらには即興劇のシリーズ「即興仙人」など、様々な形式で観客に演劇を届けています。これにより、多様なニーズに応える公演スタイルを確立しています。

メディア露出と劇団員

劇団の活動は、地元のメディアにも取り上げられたことがあります。例えば、平塚市民演劇フェスティバルで上演された作品が、SCN湘南チャンネルにてテレビ放送された実績があります。具体的には、2008年の「十二人の怒れる男」や2013年の「ばいばいマイマム」などが放送されました。

劇団は主宰である郷田ほづみの指導のもと、多数の劇団員が活動しています。現在の劇団員には、前述の水野理紗をはじめ、伊藤麻美、西村奈央、中村佳世、塩崎智弘などが名を連ねています。過去には仲野元や小林貴、佐土原智子といったメンバーも在籍していました。

湘南テアトロ☆デラルテは、湘南という地域に深く根ざしながら、多岐にわたる作品と公演形式で、観客に演劇の魅力や楽しさを届け続けている劇団です。

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