湯地幸平

湯地 幸平（ゆち こうへい）

基本情報
生年月日：1870年5月2日（明治3年4月2日）
没年月日：1931年8月10日（昭和6年）
職業：文部・内務官僚、政治家
経歴：福井県知事、貴族院議員

経歴の概要

湯地幸平は日向国に生まれ、父親は湯地貞吉でした。彼は東京師範学校や日本法律学校を卒業した後、1902年に明治法律学校を修了しました。この年の11月には文官高等試験の行政科試験に合格し、文部省に入省し、普通学務局に配属されました。

以降、彼のキャリアは順調に進み、茨城県の視学官としての業務に従事し、その後は茨城県の第二部長、鹿児島県の事務官および第四部長、福岡県の事務官、三重県の内務部長、さらには警視庁の警視と官房主事を歴任しました。

1915年には台湾総督府において警視総長に任命され、1919年4月には福井県知事として敦賀港の改修計画を推進しました。これにより、地域の発展に大いに貢献しました。1921年の5月には内務省の警保局長に就任し、翌年の6月までその職に在任しました。

政治活動

湯地は1922年6月6日に貴族院の勅選議員に任じられ、そこでは研究会に属しました。彼はその後も議員として活動し、1931年の死去までその職にありました。

社会貢献

彼の公私にわたる経歴には、帝都教育会の副会長としても活動したことが含まれます。湯地は学問と教育の振興にも尽力し、教育制度の発展にも寄与しました。

最後の年と墓所

湯地幸平が息を引き取ったのは1931年のことで、彼の墓は豪徳寺にあります。彼の業績と貢献は今日もなお評価され続けており、彼が充実した生涯を送ったことを物語っています。

参考文献

• - 上田正昭他『日本人名大辞典』講談社、2001年。
• - 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
• - 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』1990年。
• - 秦郁彦編『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。

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