湯本睦

湯本 睦（ゆもと あつし）

1994年5月2日生まれ、大阪府出身のラグビー選手。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する豊田自動織機シャトルズ愛知のスクラムハーフ（SH）としてプレーしています。身長165cm、体重70kgという体躯ながら、ピッチ上で存在感を放つ選手として知られています。ニックネームは「ゆも」。

若き日とラグビーとの出会い

湯本選手がラグビーという競技に出会ったのは、幼少期にあたる小学校3年生の時でした。この頃からラグビーボールに触れ始め、その魅力に引き込まれていったことが、後のキャリアの礎となります。

高校・大学での飛躍

中学を卒業後、高校はラグビー強豪校として全国に名を馳せる東海大学付属仰星高等学校に進学しました。高校時代には、その才能が開花し、高校日本代表に選出されるという輝かしい実績を残しています。強豪校での経験と高校日本代表としての活動は、湯本選手のスキルとメンタルを大きく成長させました。

高校卒業後の2013年、東海大学へと進学。大学でもラグビー部に所属し、さらなるレベルアップを目指しました。大学在学中には、将来有望な若手選手が集まるU20日本代表スコッドにも名を連ねるなど、その実力は早くから注目を集めていました。

プロキャリアの始まり

大学を卒業した2017年、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在のNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安）に入団。プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。

プロとしての第一歩を踏み出したその年の9月3日には、ジャパンラグビートップリーグの2017-2018シーズン第3節にあたる近鉄ライナーズとの一戦で、先発メンバーとして公式戦デビューを果たしています。これは、長年の努力と才能が結実した瞬間でした。

新天地での挑戦

NTTコミュニケーションズでのプレーを経て、2022年には豊田自動織機シャトルズ愛知へと活躍の場を移しました。現在はジャパンラグビーリーグワンの舞台で、チームの中心選手であるスクラムハーフとして重要な役割を担っています。素早いパス回しや正確なキック、そして的確な判断力でチームのアタックを牽引し、ディフェンスでも献身的なプレーを見せています。

選手としての特徴

湯本選手の最大の強みは、スクラムハーフとしての高いゲームコントロール能力です。小柄ながらも、フィールド全体を俯瞰する視野の広さ、瞬時の状況判断、そして味方を活かすパススキルでチームのリズムを作り出します。また、自ら仕掛ける判断力も持ち合わせており、トライチャンスに絡むプレーも見られます。

これまでのキャリアで培ってきた経験と、常に向上心を持ってプレーに取り組む姿勢が、彼のパフォーマンスを支えています。

今後の展望

豊田自動織機シャトルズ愛知のスクラムハーフとして、ジャパンラグビーリーグワンでのさらなる活躍が期待されています。持ち前のリーダーシップとプレーでチームを勝利に導き、ファンに感動を与える彼の今後のプレーから目が離せません。

主な所属チーム経歴

東海大学付属仰星高等学校
東海大学
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
豊田自動織機シャトルズ愛知

代表歴

高校日本代表
U20日本代表スコッド

関連人物

* 近藤雅喜（東海大仰星高校時代の同級生）

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