湾岸習志野インターチェンジ

湾岸習志野インターチェンジについて

湾岸習志野インターチェンジは、千葉県習志野市に所在する東関東自動車道のインターチェンジです。このインターチェンジは、上り線（市川・東京方面）への流入と、下り線（成田・潮来方面）からの流出のみが可能なハーフインターチェンジとして運用されています。湾岸千葉インターチェンジと組み合わさることで、フルインターチェンジとしての機能を発揮します。料金所が併設されており、幕張メッセへのアクセス拠点として重要な役割を担っています。

道路情報

E51 東関東自動車道（インターチェンジ番号：3）

歴史

1982年（昭和57年）4月27日：首都高速湾岸線接続部（現在の高谷JCT）から宮野木JCTまでの区間開通に伴い、供用が開始されました。

料金所

ブース数：8
入口
ブース数：4
ETC専用：2
一般：2
出口
ブース数：4
ETC専用：2
一般：2

接続道路

国道357号（東京湾岸道路）

周辺施設

幕張メッセ
ZOZOマリンスタジアム（旧：千葉マリンスタジアム）
イオンモール幕張新都心
千葉工業大学新習志野キャンパス
JR京葉線 海浜幕張駅・幕張豊砂駅・新習志野駅

隣接するインターチェンジ

E51 東関東自動車道
(2) 湾岸市川IC - (2-1) 谷津船橋IC - (3) 湾岸習志野IC - 習志野TB - 湾岸幕張PA - (4) 湾岸千葉IC

湾岸習志野インターチェンジにおけるETC料金割引社会実験

背景

東関東自動車道と並行する国道357号は、東京都と千葉県を結ぶ主要道路であり、慢性的な交通渋滞が発生していました。特に湾岸習志野インターチェンジ周辺は、京葉工業地域の一角として多くの工場が立地し、大型車両の通行も頻繁なため、騒音問題が深刻化していました。

目的

国道357号の交通量を東関東自動車道へ転換させることで、渋滞緩和を目指し、騒音問題の改善を図るため、社会実験が行われました。実験効果を測定するため、ETC利用車両に限定されました。

実験内容

期間：2004年11月1日 - 2005年1月31日
対象区間：東関東自動車道 湾岸市川IC - 湾岸習志野IC間
適用条件：湾岸習志野ICをETC利用で通過した場合のみ適用。首都高速道路連絡の場合にも適用。
割引率：約50％

結果

実験結果では、国道357号の交通量がやや減少したものの、騒音の低減には至りませんでした。また、湾岸市川IC出口での渋滞が発生するなど、根本的な渋滞対策の必要性が明らかになりました。

課題

実験がETC利用車両限定であったこと。（実験開始時のETC利用率は20%前後）
割引対象区間が短く、利用者にとってメリットが少なかったこと。
湾岸習志野ICがハーフICであるため、利用しづらかったこと。

これらの要因から、周辺交通を大きく変化させることは難しいという結論に至りました。

関連情報

日本のインターチェンジ一覧

外部リンク

習志野市ホームページ
* 湾岸習志野インターETC料金割引社会実験

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