滋賀県立文化産業交流会館

滋賀県立文化産業交流会館

滋賀県立文化産業交流会館は、滋賀県米原市にある複合文化施設で、地域文化の振興や交流の場として重要な役割を果たしています。この施設は1988年4月に開館し、公益財団法人びわ湖芸術文化財団が指定管理者として運営しています。

概要

会館はアリーナ形式のイベントホールを中心に設計されており、最大2,074席を有し、コンサートや展示会、各種集会に対応できる多機能な空間となっています。また、2011年からは古典芸能の特設舞台である「長栄座」を開設し、地域の伝統芸能の普及活動を推進しています。この取り組みが評価され、2021年には地域創造大賞（総務大臣賞）を受賞しました。

歴史

この文化会館の歴史は1988年の開館から始まります。2011年には長栄座が期間限定で開設され、2016年からは公益財団法人滋賀県文化振興事業団が指定管理者に、さらに2017年にはびわ湖芸術文化財団がその座を引き継ぎました。長栄座は、地域の伝統芸能を守り育てる拠点として機能し、2021年にはその活動が評価されています。

歴史年表

• - 1988年（昭和63年）4月: 開館。
• - 2011年（平成23年）: 芝居小屋「長栄座」を開設。
• - 2016年（平成28年）4月: 指定管理者が滋賀県文化振興事業団に。
• - 2017年（平成29年）4月: びわ湖芸術文化財団が指定管理者に。
• - 2021年（令和3年）: 長栄座が地域創造大賞を受賞。

施設の紹介

会館内には多様な施設が整っており、主なものとしては以下が挙げられます。

• - イベントホール: 最大2,074席を持ち、アリーナ面積は1,400m²。コンサートや展示会などに利用されます。
• - 小劇場: 203席を備え、さまざまな演目が上演されます。
• - 練習室・会議室: リハーサルや会議に利用できるスペースが用意されています。

また、併設されている施設としては、米原出張所のパスポートセンターや滋賀県レイカディア大学米原校、びわこ文化センター、米原SOHOビジネスオフィスなどがあります。特に「長栄座」は、1883年に長浜市に建てられた芝居小屋を復元したもので、伝統的な雰囲気を再現しています。

長栄座の歴史

長栄座は1883年に設立され、最初は800名収容の大劇場でした。その後改装を経て、1930年には映画館としても名を馳せましたが、1958年に火災で全焼。その後は近代的な施設へと再生されました。長栄座での演目には邦楽・邦舞の作品や古典芸能が中心で、地域の文化を発展させるための大切な場となっています。

利用案内

開館時間

• - 8:30 - 19:00（貸館利用が無い場合、土日には17:00まで）
• - 夜間利用は21:30まで可能。

休館日

• - 毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始（12月29日 - 1月3日）

アクセス

公共交通機関でのアクセスは、JR・近江鉄道米原駅から徒歩約7分です。また、車を利用する場合は北陸自動車道の米原ICから約10分、名神高速道路の彦根ICから約15分で到着できます。駐車場も完備されており、360台分のスペースがあります。

このように、滋賀県立文化産業交流会館はさまざまな文化活動の拠点として地域に貢献し、多くの人々に親しまれています。

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