滋賀県道・京都府道35号大津淀線

滋賀県道・京都府道35号大津淀線について

滋賀県道・京都府道35号大津淀線は、滋賀県大津市の追分町から京都府京都市の伏見区納所町に至る主要な地方道です。この路線は、古くから運ばれてきた交通の要所であり、滋賀と京都を結ぶ重要な役割を果たしています。

概要

この道路の起源は、旧東海道の代替経路として整備された大津街道にさかのぼります。大津市から京都市の山科区の境界を通り、また伏見区の南向きの一方通行部分へと続きます。特に市街地を通過する区間では、道幅が狭く、通行が制限される時間帯もありますが、車道は多くの場所で2車線に広がっています。

伏見大手筋商店街は特に注目されるスポットで、アーケードが設置され、正午から午後8時までは歩行者専用の道路となります。ただし、その時間帯以外は東行き専用の一方通行として運用されています。このような交通規制により、車両での全通は難しく、利用者は慎重に移動する必要があります。

道路管理と境界

滋賀県と京都府の境界部分では、各県が負担と管理を分担しています。「境界地にかかる主要府県道大津淀線の道路の管理および費用の負担に関する協定」に基づき、京都市山科区八軒屋敷町の東側は滋賀県が、反対に西側は京都市が管理する形です。

路線データ

• - 起点: 滋賀県大津市追分町
• - 終点: 京都府京都市伏見区納所町納所

この路線は、重要な歴史とともに発展し、1954年に建設省によって主要地方道として指定されました。以降、滋賀県と京都府の各自治体により路線認定が行われ、徐々に現在の形に整備されてきました。

歴史的な変遷

1954年に始まり、1955年には滋賀県と京都府がそれぞれ路線認定を行いました。その後、1971年と1972年にかけて一般国道24号との重複区間が独立した単独区間となり、1990年代には整理番号の統一が行われました。さらに近年においては、建設省から再指定されるなど、現在まで多くの変更が加えられています。

道路の状況

大津淀線は、重複する他の道路との交差も多く見受けられます。例えば、滋賀県道・京都府道36号大津宇治線との交差や、京都府道79号伏見柳谷高槻線との接続があります。これらの道は、交通の流れをスムーズに保つためにも重要です。

通過する自治体と周辺施設

この道は、大津市を通り、続いて京都市の山科区や伏見区に入るため、多くの地域と接しています。沿線には、洛和会音羽病院や京都市立音羽小学校、さらには深草ゴルフ場などの施設も立地しており、地域住民にとっては非常に重要な交通路となっています。

まとめ

滋賀県道・京都府道35号大津淀線は、歴史的背景とともに地域交通の中心的な役割を担っている道であり、今後の維持・管理が地域発展にとって重要です。交通状況を考慮しながら、利用者はその特性に応じた移動方法を工夫する必要があります。

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