滋賀県道263号丁野虎姫長浜線

滋賀県道263号丁野虎姫長浜線について

滋賀県道263号丁野虎姫長浜線は、長浜市内の道路で、地域の重要な交通路となっています。この県道は長浜市小谷丁野町を起点とし、長浜市十里町を終点としております。

路線の詳細

この県道の総延長は7.9kmです。起点は、滋賀県道278号上山田八日市線との交差地点に位置し、終点は国道8号線に接続する北新町交差点です。この路線は、地域の交通インフラの一部として、様々な利用者に利用されています。

歴史的背景

この道路は1958年7月26日に、滋賀県告示第291号により「二俣虎姫長浜線」として正式に路線認定されました。その後、1959年3月9日に現在の名称である「丁野虎姫長浜線」に訂正されました。このように、長い歴史を持つ道路であることから、地域の発展とも深く結びついています。

道路の現状

しかし、近年の自然災害の影響で道路の一部が通行止めとなる事態もありました。特に、2017年9月に姉川に架かる大井橋が自動車通行禁止となったため、起点から終点までの間での通行ができるのは、バイパス専用の道路のみとなっています。

バイパス

長浜市中野町に位置するバイパスでは、長浜市五村の消防本部前交差点から大井町に至る道路が利用可能です。これにより、地域住民やトンネルを通過する車両が通行できるよう配慮されています。

水害の影響

また、2017年8月の平成29年台風第5号による大雨では、姉川が氾濫し、一時的に避難を強いられる状況となりました。この時、長浜市大井町では住民約550人が避難し、床上浸水や床下浸水の被害が報告されました。この氾濫は、県道263号の大井橋を通して堤防を一部破壊した結果、引き起こされたものでした。氾濫のリスクを減らすために、県によって切通しが封鎖され、その後、大井橋も通行禁止となりました。将来的にはこの橋が廃止される予定となっています。

道路沿線の施設

県道263号沿いには、複数の重要な施設があります。たとえば、正福寺や大木本神社、JR西日本北陸本線の虎姫駅などがあります。これらの施設は、地域の文化や歴史を感じさせる重要な場所であり、交通アクセスも良好です。

また、長浜市内には滋賀銀行や虎姫郵便局、長浜消防署などの公共施設もあり、地域住民にとって重要な存在となっています。

結論

滋賀県道263号丁野虎姫長浜線は、長浜市の地域発展と歴史に深く関わる県道であることが分かります。自然災害による通行制限や道路の整備が求められる中で、地域のインフラの充実が今後重要となるでしょう。

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