滋賀県道504号小島野洲線

滋賀県道504号小島野洲線（しがけんどう504ごう こじまやすせん）は、滋賀県守山市から野洲市にかけて設定されている一般県道です。この道路は、守山市の下之郷一丁目にある交差点から始まり、野洲市の三上地区に至るルートを結んでいます。

概要

本路線の正式な起点は、守山市下之郷一丁目に位置しており、ここでは滋賀県道2号大津能登川長浜線と交差しています。一方、終点は野洲市三上の御上神社前交差点で、ここでは国道8号および滋賀県道27号野洲甲西線に接続しています。道路の総延長は約4.8キロメートルと比較的小規模な県道ですが、守山市と野洲市の市境を跨ぎ、両市域間の移動を支える生活道路、産業道路としての役割を果たしています。

旧道とバイパス

滋賀県道504号の大きな特徴として、旧道部分が野洲川によって分断されている点が挙げられます。旧来のルート上には、野洲川を渡るための橋が整備されていなかったため、河川によって道路が寸断され、連続した通行が不可能でした。この交通上の制約を解消するため、かつて滋賀県道2号大津能登川長浜線として使用されていた区間の一部が、滋賀県道504号のバイパスとして利用されることになりました。このバイパス区間には野洲川橋が架けられており、これにより守山市側と野洲市側が野洲川を越えて結ばれ、円滑な交通が可能となっています。

路線状況

現在、主に県道504号として機能しているのはバイパス区間です。このバイパスは、守山市播磨田町付近から始まり、野洲市野洲地区を経由して大畑交差点（滋賀県道2号大津能登川長浜線交点）に至ります。この区間は、かつて主要県道の一部であったため比較的整備が進んでいます。旧道の一部区間は、依然として野洲川を渡る手段がないため、実質的に分断された状態にあり、通過交通には利用されていません。

道路施設

本路線において特に重要な道路施設は、バイパス区間にある野洲川橋です。この橋は野洲市内に架けられており、野洲川を跨いで守山市方面と野洲市方面を結ぶ、本路線の主要な構造物となっています。

通過自治体と交差する道路・鉄道

滋賀県道504号は、以下の自治体を通過します。

滋賀県
守山市
野洲市

また、本路線は複数の主要な道路や鉄道と交差しています。

交差する道路
滋賀県道2号大津能登川長浜線
国道8号
滋賀県道27号野洲甲西線
交差する鉄道
東海道本線
東海道新幹線

沿線施設

滋賀県道504号の沿線やその周辺地域には、様々な施設や事業所が立地しています。主なものとしては、以下のようなものがあります。

旭化成守山支社
安楽寺
西友野洲店
野洲市立野洲第一保育園
行事神社
滋賀県立野洲高等学校
野洲自動車教習所
アル・プラザ守山
長府製作所滋賀工場
三共野洲工場農業化学研究所
目黒化工滋賀工場
御上神社
中国塗料滋賀工場

これらの施設は、沿線地域の生活や産業を支えています。

関連項目

滋賀県の県道一覧

このリストは、滋賀県内に存在する他の県道についての情報を探す際に参考になります。

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