滕海浜

滕海浜（とう かいひん、テン・ハイビン、1985年1月2日 - ）は、中華人民共和国出身の体操競技選手です。

2003年、アナハイムで開催された世界体操競技選手権であん馬に出場し、日本の鹿島丈博選手と同点で見事優勝を果たしました。この勝利で、滕海浜は一躍注目を集める存在となります。

翌2004年のアテネオリンピックでは、中国代表として団体戦に出場しましたが、惜しくもメダル獲得はなりませんでした。しかし、個人種目であるあん馬では、その実力を存分に発揮し、見事金メダルを獲得しました。この金メダルは、中国体操チームにとってアテネオリンピックで唯一の金メダルとなり、チームに大きく貢献しました。

アテネオリンピック後、滕海浜は長らく中国代表から遠ざかっていましたが、2010年に代表に返り咲き、再び国際舞台へと戻ってきました。同年、ロッテルダムで開催された世界体操競技選手権では、平行棒で2位に入賞し、その健在ぶりを示しました。さらに、広州で開催されたアジア大会では、得意のあん馬で優勝を果たし、アジアの頂点に立ちました。

2012年のロンドンオリンピックにも代表として選出されましたが、大会直前に怪我に見舞われ、残念ながら出場を辞退することとなりました。オリンピックへの出場は叶いませんでしたが、その後も競技を続けました。

2014年には、同じく中国の体操選手である張楠と結婚しました。

滕海浜は、あん馬を得意とする選手として知られていますが、平行棒でも世界選手権でメダルを獲得するなど、その実力は非常に高いです。また、一度は代表から遠ざかりながらも、再び返り咲いたことからも、彼の体操に対する情熱と努力が伺えます。彼の活躍は、多くの人々に感動と勇気を与えました。

外部リンク：
国際体操連盟のプロフィールURL'>滕海浜 - 国際体操連盟のプロフィール （英語）
滕海浜 - Olympedia（英語）
* 平行棒の技のURL'>テン・ハイビン（平行棒の技）

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