漆山駅 (山形県)

漆山駅について

漆山駅（うるしやまえき）は、山形県山形市大字漆山に存在する東日本旅客鉄道（JR東日本）の奥羽本線に属する駅です。周囲には自然が広がっており、地域の交通の要所となっています。

歴史

漆山駅の歴史は1902年に始まります。この年の11月1日、国有鉄道としての営業を開始しました。その後、駅は長い間地域住民に利用されてきました。1984年には荷物の取り扱いが終了し、1987年には国鉄の分割民営化によりJR東日本と日本貨物鉄道の駅となりました。

1997年には貨物列車の発着が終了し、最終的な貨物取り扱いは1999年に廃止されました。2005年4月1日には無人駅となり、その後2009年に駅舎が改築され、新たに利用が開始されました。さらに、2024年にはICカード「Suica」を導入し、便益を向上させる予定です。また、同年10月からはえきねっとQチケのサービスも始まる予定です。

この駅周辺には住友大阪セメント山形サービスステーションや、過去に存在したジャパンオイルネットワークの油槽所に通じる専用線が分岐していましたが、現在はその多くが利用されていません。

駅構造

漆山駅は地上に位置し、相対式ホーム2面2線を有しています。両方のホームは跨線橋でつながっており、1番線が主に普通列車向けに使用されています。過去に3番線も存在しましたが、現在は2面2線の構造が一般的です。駅内には簡易Suica改札機と乗車証明書発行機が設置されており、利便性が高まっています。

この駅は山形駅の管理下にあり、無人化するまでは直営駅でありながら「みどりの窓口」は設置されていませんでした。2009年に改築された駅舎は、老朽化した以前の木造平屋建てから近代化されたデザインへと変わりました。

利用状況

JR東日本によると、2000年度から2004年度までの間、漆山駅の日平均乗車人員は着実に変化を遂げていることがわかっています。地域の交通のハブとして、簡素ながら重要な役割を果たしていることが伺えます。

駅周辺の施設

漆山駅の周囲にはいくつかの重要な施設が点在しています。例えば、山形市立出羽小学校や出羽郵便局、山形警察署漆山駐在所などが近くにあります。また、トプコン山形の本社工場や西工場、さらには山形刑務所も周辺に位置しています。

隣接駅

漆山駅の隣には南出羽駅および高擶駅があります。これらの駅との連携により、地域住民の移動を支えています。

まとめ

漆山駅はその歴史と機能、周辺施設から見て、山形市における重要な交通の拠点です。今後も進化を続け、地域発展に寄与する役割を果たしていくことでしょう。

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