演芸図鑑

演芸図鑑（えんげいずかん）

『演芸図鑑』は、NHK総合テレビジョンで放送されている演芸をテーマにしたバラエティ番組です。この番組は、日曜日の午後に放送されていた『笑いがいちばん』を引き継ぎ、それを早朝の時間帯に移して放送を開始しました。番組の目的は、日本を代表するお笑い芸人をナビゲーターとして迎え、視聴者に向けて日本の演芸の魅力を紹介することにあります。

ナビゲーターの役割とシーズン制

ナビゲーターは一定の期間を担当し、その都度番組名が『○○の演芸図鑑』と変更されます。『○○』には、ナビゲーターの名前が入る仕組みです。初回のナビゲーターとして、7代目立川談志が予定されておりましたが、体調が優れないため、収録前に降板し、代わりに3代目三遊亭圓歌がナビゲーターを務めることとなりました。

構成について

番組は主に2つのコーナーで構成されています。1つ目は演芸コーナーで、観客を前にして毎回2〜3組の芸人がネタを披露します。ここで取り上げられる芸人たちは、東西の寄席で活躍する者を中心に、テレビで活躍する若手や中堅のお笑い芸人も参加します。このコーナーでは、ナビゲーターは演芸には出演せず、演目が始まるとともに芸人の経歴がテロップで表示されます。

2つ目はスペシャル対談のトークコーナーです。ここではナビゲーターとゲストが対談を行い、通常は2週にわたって放送されます。和室を模したスタジオで収録され、両者はちゃぶ台を囲んで座布団に座る形で対談が進められます。ゲストは襖を開けて入室するのが基本ですが、高齢ゲストの場合は事前に着席していることもあります。

視聴者を楽しませる要素

『演芸図鑑』では、過去の芸人のアーカイブ映像が放映されることもあり、視聴者にとっては懐かしい映像を楽しむことができる貴重な機会となっています。各シーズンはおおむね10回前後放送され、改編期には過去の放送分が再放送されることがあります。この再放送は、EPGで「演芸図鑑・選」として案内されることが多いです。

2014年12月28日には、新収録部分を含むトーク総集編「極上のはなし」が放送され、番組の人気が証明される特別な機会となりました。

まとめ

『演芸図鑑』は、日本の笑いに情熱を注ぐ芸人たちと、そのエンターテインメントを愛する視聴者との架け橋として、長年にわたり放送され続けています。毎回新しいナビゲーターが登場し、異なった視点から演芸の魅力を掘り下げていくことで、視聴者に新鮮な驚きと楽しさを提供し続けています。

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