潔子爛漫〜きよこらんまん〜

潔子爛漫〜きよこらんまん〜

『潔子爛漫〜きよこらんまん〜』は、東海テレビ制作、フジテレビ系列で2013年9月2日から10月25日まで放送された昼の帯ドラマです。明治時代を舞台に、武家の娘である九堂潔子と、彼女を幼い頃から見守り続けた幼馴染の有馬蒼太の恋愛を中心に、九堂家の波乱万丈な運命を描いた作品です。

あらすじ

物語は、武士の娘として誇り高く生きる九堂潔子が、父・忠近の横領疑惑によって人生が一変するところから始まります。九堂家は一瞬にして泥沼状態に陥り、潔子は家族を守るため、料亭「木村」で女中として働き始めます。そこで出会う人々との関わりの中で、様々な困難に立ち向かいながら、潔子は武家の誇りを失わずに生きていきます。幼馴染の蒼太は、潔子の苦難を陰から支え続けます。潔子の周囲の人々との人間関係、そして愛と誇りを胸に生きる潔子の姿を通して、日本人の美徳が描かれています。

作品の特徴

当初は壮大な純愛ラブストーリーとして企画されましたが、実際には、困難に立ち向かう潔子の生き様が中心に描かれています。明治時代を舞台にしたドラマは、1990年以来23年ぶりであり、この枠では最後の時代劇となりました。キャッチコピーは「愛と誇り」です。

主な登場人物

九堂家

九堂 潔子（渋澤 潔子、有馬 潔子）： 福田沙紀
主人公。武家の娘としての誇りを大切にしています。父の冤罪事件により婚約を破棄され、料亭で働きます。様々な困難を乗り越え、最終的には蒼太と結婚します。
九堂 忠近： 渡辺裕之
潔子の父。尋常小学校の校長ですが、横領の濡れ衣を着せられ命を落とします。
九堂 文乃： 大鳥れい
潔子の母。自宅で手習いを教え家計を支える慎ましい女性です。
九堂 冨久： 松原智恵子
忠近の母、潔子の祖母。元大名家の姫で、潔子に生き方を教えます。
九堂 忠満: 椙杜翔馬
潔子の弟。文乃の死後、叔父の家に引き取られます。

有馬家

有馬 蒼太： 石垣佑磨
潔子の幼馴染。医師を志していましたが、潔子を支えるため商人となります。潔子を愛し続け、彼女を陰ながら支えます。
有馬 喜一： 五代高之
蒼太の父。町医者で、貧しい人々に無償で治療を施します。

二宮家

二宮 盛道： 高知東生
隆道の父。東京府の役人。忠近を陥れた張本人です。
二宮 隆道： 加藤慶祐
盛道の息子。潔子の婚約者でしたが、破談となります。後に千代と結婚します。

渋澤商會

渋澤 弥彦： 合田雅吏
渋澤商店店主。潔子を度々助けますが、心臓の病で亡くなります。
渋澤 たつ： 赤座美代子
弥彦の母。大女将として店を守っています。
渋澤 清太郎： 八神蓮
弥彦の息子。放蕩息子ですが、後に家業を継ぎます。
渋澤 久仁子： 富永沙織
清太郎の妻。子爵家の娘で、潔子を妬みます。

料亭木村・木村家

木村 権蔵： 金山一彦
料亭「木村」の主人。女好きで、店の女中に売春をさせています。
木村 八重： 比企理恵
権蔵の妻。元女郎屋の娘で、潔子を憎んでいます。
木村 千代： 渋谷飛鳥
権蔵と八重の娘。潔子を憎んでいましたが、後に和解します。
イシ： 山野海
料亭「木村」の女中頭。千代を深く思い、罪をかぶって自殺します。

その他

大山議員： 大出俊
龍造寺家出身の国会議員。潔子に親切です。
かほる： 野村佑香
弥彦の幼馴染の娘。渋澤商会を潰そうと企みます。

スタッフ

制作： 東海テレビ放送
脚本： 小森名津
演出： 伊藤寿浩、島崎敏樹、金子与志一
音楽： 市川淳
主題歌： Tommy heavenly6「Ruby Eyes」
エンディングテーマ： タオルズ「棘」

放送日程

2013年9月2日から10月25日まで、毎週月曜日から金曜日の13時30分から放送されました。

備考

放送中に放送時間が変更されたが、本編の放送時間は変わっていません。

外部リンク

潔子爛漫～きよこらんまん～｜東海テレビ昼ドラ
潔子爛漫～きよこらんまん～｜フジテレビ
潔子爛漫 - テレビドラマデータベース

もう一度検索