潰滝大記

潰滝 大記 - 日本の陸上競技選手

潰滝大記（つえたき ひろのり）は、1993年5月8日生まれの日本の長距離走選手であり、現在は富士通に所属しています。彼の出身地は和歌山県那賀郡粉河町（現在の紀の川市）で、地元の粉河中学校から和歌山県立笠田高等学校を経て、中央学院大学法学部を卒業しました。大学時代からその才能を発揮し、多くの大会で優秀な成績を収めています。

略歴・人物

潰滝は小学3年生の時に陸上を始め、その後、卓越した成績を収めるようになります。彼の好きな食べ物は寿司で、海藻は苦手だということも知られています。2012年に中央学院大学に入学した際、関東インカレの男子2部3000mSCで1年生ながら優勝を果たしました。この初めての栄誉は、彼の陸上競技人生の輝かしいスタートを飾りました。また、同年の第89回東京箱根間往復大学駅伝競走では1区を担当し、区間で8位に入賞しました。

翌2014年にも、同大会で2度目の1区を担当しましたが、区間順位は13位となりました。この年の春には関東インカレで男子2部5000mで優勝、さらに第98回日本陸上競技選手権大会では3000mSCで3位入賞を果たしました。2015年には、第91回東京箱根間往復大学駅伝競走において3年連続となる1区を担当し、区間5位を記録して中央学院大学のシード権獲得に大きく貢献しました。

同年の春の関東インカレでは、男子2部5000mで連覇を達成し、男子2部10000mでも優勝を飾るなど、長距離種目での二冠を達成しました。6月に行われた全日本大学駅伝関東予選では、自己ベストを更新する28分31秒84を記録し、全体で2位（日本人トップ）の成績で中央学院大学を予選通過に導きました。さらに、わずか6日後には第99回日本陸上競技選手権大会で3000mSCに出場し、先頭を維持し続けて見事に優勝を果たしました。

翌月、韓国の光州で開催された2015年の夏季ユニバーシアードでは、5000m、10000m、ハーフマラソンの3種目に挑戦しました。この厳しい大会で、5000mで6位入賞を果たしました。2015年10月の第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走では2区を担当し、鎧坂哲哉の区間記録を4年ぶりに更新する15分51秒の記録を残しました。

大学を卒業した後は富士通に入社し、さらなる高みを目指してトレーニングを続けています。2017年7月にはホクレンディスタンスチャレンジ2017に出場し、世界選手権参加標準記録をクリアして同年の世界陸上競技選手権大会に3000メートルSCで出場しました。これまでの成績を計算すると、潰滝大記は今後が非常に楽しみな選手の一人であり、さらなる成長が期待されます。

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