濱口浩三

濱口浩三（はまぐち こうぞう）

濱口浩三は、1922年11月28日に和歌山県で生まれ、2014年6月17日に91歳で逝去した日本の実業家です。彼は、TBSの社長を務めると共に、マスコミ界に顕著な貢献をしたことで知られています。特に、彼はマスコミ功労者顕彰の放送部門で選出され、その功績が評価されています。

経歴の概要

濱口は1944年、上智大学の文学部で新聞学を学び、卒業後の1948年に報知新聞社に入社します。その後、1952年にはTBSの前身であるラジオ東京に転職し、報道局ニュース部長やラジオ本部の局長、大阪支社長を経て、1973年には取締役に就任しました。1977年には常務、1983年には顧問兼TBS映画社社長に就任し、1986年からはTBS社長としてマスコミ界に大きな影響を与えました。

彼の経歴の中で特に顕著なのは、上智大学出身のマスコミ人による「マスコミ・ソフィア会」の会長を務めたことです。自身の持つメディアに関する知識や経験を基に、この会の活動を支えました。さらに、個人的な生活面では、彼の夫人はラジオ東京の第一期女性アナウンサーであった武藤和子です。また、趣味にはゴルフや料理があり、自らの余暇を楽しんでいました。

晩年と死去

濱口は、2013年12月に自宅の庭で転倒し、その後腰を痛めたことがきっかけで脳梗塞を患います。その後リハビリを続けていましたが、2014年6月には再発性肺炎により入院し、同年の6月17日に亡くなりました。この時、彼は91歳で、死の数時間前に上智大学の神父から洗礼を受けており、その霊名は「パウロ」とされています。彼の墓所は聖イグナチオ教会のクリプタ聖堂地下にあります。

功績と評価

2017年には、彼の長年の活動が評価され、マスコミ功労者顕彰の放送部門に選出されました。この顕彰は、マスコミ界に多大な貢献をした故人の功績を称えるものであり、彼の業績が今もなお評価されていることを示しています。

濱口浩三は、TBSおよび日本のマスコミ界において重要な存在であっただけでなく、多くの人々に影響を与えた人物でした。彼が培った知識や経験は、後の世代にも引き継がれていくことでしょう。

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