濱田真由

濱田 真由のプロフィールと経歴

濱田真由（はまだまゆ）は、1994年1月31日生まれの日本のテコンドー選手です。佐賀県佐賀市出身で、彼女は小学生の頃から競技を始め、現在では多くの国際大会で成果を上げてきました。佐賀県立高志館高等学校を卒業後、彼女は大学に通いながらも、テコンドーの世界でその名を馳せてきました。

競技への道のり

濱田は、兄の影響を受け、小学1年生でテコンドーを学び始めました。高校入学以降は、元日本代表の古賀剛氏からの指導を受け、技術を磨いていきます。彼女の大きな成果の一つは、2010年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得したことです。これを機に彼女の競技人生は大きく動き出しました。

2011年には全日本テコンドー選手権大会に初出場し、見事優勝を飾ります。その実績を背景に、ロンドンオリンピックのアジア地区予選でも3位に入賞し、日本のオリンピック出場枠を獲得します。この時、彼女はテコンドー史上最年少の17歳でオリンピック出場が内定しました。これ以降、彼女の名は多くの人々に知られることになります。

ロンドンオリンピック2012

2012年のロンドンオリンピックでは初戦を勝利で飾るも、準々決勝で金メダリストのジョーンズに敗れ、敗者復活戦でもメダルには届きませんでしたが、5位入賞を果たしています。この経験が彼女にさらなる成長の契機となりました。

世界選手権での活躍

その後も濱田は着実に実績を積み重ねていきます。2013年にはメキシコで開催された世界テコンドー選手権大会で銀メダルを獲得し、2015年の選手権大会では金メダルを獲得し、日本人初の快挙を成し遂げました。この成功は、彼女の努力と情熱の賜物です。

大学の道とプロ転向

濱田は、競技活動を続けながら教育免許を取得するために徳山大学に進学しましたが、2015年には競技に専念するためにプロ転向を決意。これにより、テコンドーへのより深いコミットメントが可能になりました。

リオデジャネイロ五輪とその後

リオデジャネイロオリンピックでは唯一の日本代表として出場しましたが、準々決勝で敗れ、メダルを逃しました。2019年には長年の股関節の痛みを解消するため手術を受け、翌年の東京五輪日本代表最終選考会で優勝し、3大会連続のオリンピック出場を決めましたが、東京五輪初戦ではニジェールの選手に敗れました。

引退とその後

2022年には現役引退を発表し、彼女のテコンドー選手としてのキャリアに一区切りをつけました。濱田真由は、その輝かしい戦歴と数々の実績を残し、多くの若い選手たちの憧れとなっています。彼女の努力と勇気に溢れた姿勢は、今後も多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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