瀧脇笙古

瀧脇 笙古（たきわき しょうこ）は、2001年7月9日生まれ、神奈川県横浜市出身の日本のアイドル・声優です。女性声優アイドルグループ「=LOVE」（イコールラブ）の一員として、代々木アニメーション学院に所属し、「しょこ」の愛称でファンに親しまれています。

=LOVEへの加入以前、瀧脇さんはAKB48のオーディションを受けましたが、残念ながら合格には至りませんでした。その後、2017年4月に開催された「代々木アニメーション学院 Presents 指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」に挑戦し、見事合格を掴み取ります。このオーディションでは、歌唱審査のトップバッターとして長渕剛さんの「Myself」を披露したエピソードが知られています。当時のオーディション番号は104番でした。

幼い頃からアイドルへの憧れを抱いており、初めて購入したCDはAKB48の「真夏のSounds good!」で、特に大島優子さんのファンだったといいます。また、後にHKT48の矢吹奈子さんに魅了され、同グループの7thシングル「74億分の1の君へ」のミュージックビデオにエキストラとして応募。当選し、撮影に参加した経験を持っています。

=LOVEメンバーとして活動を開始した彼女は、2017年8月5日の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」にてグループ初のライブを経験。この日、CDデビューも発表され、初のハイタッチ会も実施されました。さらに同年11月11日には、劇場版アニメ『はいからさんが通る 前編 ～紅緒、花の17歳～』で声優としてもデビューを果たします。

アイドル活動と並行して、多岐にわたる分野で才能を発揮しています。特に料理が得意で、食生活指導士2級の資格を所持。2018年には「クックアイドルNO.1決定戦」で見事優勝を飾り、彼女が考案したメニューがカフェで販売されるなど、その腕前を披露しています。

また、アスリートとしての一面も持ち合わせています。マラソンに積極的に挑戦しており、2019年には東京マラソンのジュニア&ユース女子の部で48分20秒というタイムを記録し、神奈川県勢トップの20位という成績を収めました。その後も東京マラソンに出場し、2023年には3時間57分06秒で完走し、自身初の「サブ4」（4時間以内での完走）を達成しています。横浜ウォーカーのメディアランナーとして、横浜で開催されるランニングイベントにも参加しています。

熱狂的な横浜DeNAベイスターズファンとしても知られ、頻繁に球場に足を運んで応援しています。そのベイスターズ愛が高じて、2022年からはサンケイスポーツのタブロイド新聞「BAY☆スタ」でコラム「BAYSTARS=LOVE」の連載を開始。2023年にはファンフェスティバルにゲストMCとして出演し、2024年にはCS放送で野球中継の副音声に登場するなど、ファンとしての活動が仕事にも繋がっています。2025年にはベイスターズの春季キャンプ関連イベントや、横浜スタジアムでのセレモニアルピッチ登板も予定されています。

メディア露出も豊富で、TBSテレビの『SASUKE』には複数回出場するなど、バラエティ番組でも活躍。その他、テレビ埼玉『マチコミ』、テレビ東京『ポケモンの家あつまる?』、日本テレビ『サンデーPUSHスポーツ』など、様々な番組に出演しています。ラジオではFMヨコハマ『Tresen』をはじめ、多数の番組にゲスト出演。Webメディアや雑誌でもその姿を見ることができます。

ファッション分野では、2021年4月より「titty&Co.PETIT」のモデルに起用されました。

=LOVEの楽曲では、2021年12月発売の10thシングル『The 5th』に収録された「BPM170の君へ」で、自身初のセンターポジションを務めました。さらに、2021年6月30日には、東京2020オリンピックの聖火リレーにおいて、横浜赤レンガ倉庫にてトーチキスを行う大役を務めています。

アイドル、声優、アスリート、料理研究家、熱烈なプロ野球ファンと、様々な顔を持つ瀧脇笙古さん。その多才ぶりとひたむきな努力は、今後も多くの人々に勇気と感動を与えてくれることでしょう。これからも彼女の幅広い活躍から目が離せません。

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