瀬戸大橋ダービー

瀬戸大橋ダービーとは

瀬戸大橋ダービーは、岡山県と香川県をホームタウンとするプロスポーツチーム同士の対戦を指す言葉です。特に、サッカーのファジアーノ岡山FCとカマタマーレ讃岐、そしてバスケットボールのトライフープ岡山と香川ファイブアローズの試合が、このダービーとして注目を集めています。

背景

岡山県と香川県は、瀬戸内海を挟んで古くから交流が盛んな地域です。宇高航路をはじめとする海路を通じて、両県は経済的な結びつきを強めてきました。現在でも、両県は民放の放送エリアが共通しており、瀬戸大橋によって陸路でも結ばれています。岡山市と高松市は瀬戸大橋線で直通となり、相互の通勤圏として機能しています。

このような歴史的背景から、岡山県と香川県の交流は、両県民の生活に深く根付いています。両都市間の情報伝達は迅速で、まるで同一地域であるかのように感じられるほどです。

サッカーの瀬戸大橋ダービー

2014年、カマタマーレ讃岐がJ2に昇格したことをきっかけに、ファジアーノ岡山との間で「瀬戸大橋ダービー」が開催されることになりました。同年8月31日の試合では、ファジアーノ岡山が応援ツアーを企画し、JR瀬戸大橋線の臨時団体列車で瀬戸大橋を渡って丸亀市に向かいました。しかし、2019年には讃岐がJ3に降格したため、両チームの対戦はありませんでした。

対戦成績

岡山：4勝
讃岐：4勝
引き分け：2回

バスケの瀬戸大橋ダービー

2023年、香川ファイブアローズがB3リーグに降格し、トライフープ岡山と同一リーグで戦うことになったため、2024年2月に「瀬戸大橋ダービー」が開催される運びとなりました。香川ファイブアローズは過去にジップアリーナ岡山でホームゲームを開催したことがあり、2016年には金沢武士団との公式戦も行われました。香川のホームゲームが丸亀市民体育館で開催される際には、隣接するPikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐のホームゲームと試合時間が重複しないよう調整が行われるなど、両県の連携が見られます。

対戦成績

岡山：0勝
香川：6勝

関連情報

日本のダービーマッチ
PRIDE OF 中四国
沼田圭悟：2014年のダービーで2得点を挙げ、「瀬戸大橋ダービー男」として紹介されました。

瀬戸大橋ダービーは、単なる試合以上の意味を持つ、岡山県と香川県の絆を象徴するイベントと言えるでしょう。

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