無派閥連絡会

無派閥連絡会についての概説

無派閥連絡会（むはばつれんらくかい）は、自由民主党内の無派閥議員による勉強会として、2013年に設立されました。この会は、党内の無派閥議員が共に情報を共有し、相互支援を行うことを目指していました。また、無派閥連絡会の理念は、その後の無派閥有志の会にも引き継がれています。

設立の背景と初会合

2013年1月31日、当時衆院予算委員長を務めていた山本有二の呼びかけにより、無派閥議員の情報不足を解消する目的で設立されました。初回の会合には37名の議員が参加し、その中には山本を含む多くの著名な政治家が名を連ねていました。この取り組みは、党内の派閥とは別の新たなネットワークを築く狙いがありました。

石破茂の参加とその影響

2014年9月30日、石破茂が無派閥連絡会に入会し、すぐに顧問の地位に就任しました。彼の参加に伴い、会は「事実上の石破派」と見る向きもありましたが、石破自身は無派閥議員が助け合うための集まりであると説明し、派閥的な色合いを否定していました。しかし、彼の影響力が強まるにつれ、連絡会の存在感は一層増していきました。

解散とその後

2015年9月8日、石破茂は無派閥連絡会を解散し、自らの派閥「水月会」を結成する意向を示しました。これにより、連絡会の元メンバーは無派閥有志の会を結成し、引き続き無派閥議員として活動する方針を打ち出しました。無派閥有志の会も、石破派とは距離を置きつつ、政治活動を続けることになりました。

現在の動向

2023年に入り、政治資金に関する問題が浮上した際、無派閥議員たちが一躍注目を浴びることとなります。その背景には、特に清和会を含む新たな疑惑が影響しており、無派閥有志の会の浜田靖一が党国会対策委員長に就任するに至りました。これにより、無派閥議員の役割とその重要性が再認識されることとなっています。

無派閥連絡会とそれに続く無派閥有志の会は、自由民主党という大きな枠組みの中で、無派閥議員たちが互いに協力し、政策の実現を目指す重要な役割を果たしてきました。今後も無派閥の議員たちは、党内外での影響力を持ち続けていくことでしょう。

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