煙台萊山国際空港

煙台萊山国際空港

煙台萊山国際空港は、かつて中華人民共和国山東省煙台市に位置していた国際空港です。煙台市の南約15kmに位置し、かつては民間航空と軍事航空の両方が利用していました。中国人民解放軍海軍北海艦隊航空兵第5海軍航空師団第14航空連隊が常駐し、戦闘爆撃機JH-7Aを運用していたことでも知られています。2015年5月28日、煙台蓬萊国際空港の開港に伴い、民間便は全て新空港に移転し、その役割を終えました。

歴史

煙台萊山国際空港は、1984年10月8日に開港しました。その後、以下のような歴史を辿っています。

1984年10月8日: 開港。
1987年9月: 拡張工事が開始。
1988年7月: 拡張工事が完了し、滑走路が長さ2,600m、幅60mに拡張されました。これにより、MD-82やボーイング737などの航空機が離着陸可能になりました。
1992年8月: 国務院が国際貨物便の就航を認可。
1994年6月: 国際線待合室の建設が開始。また、国務院が国際旅客便の就航を認可。
1994年10月: 国際線待合室が国の検査に合格。
1995年6月4日: 初めての国際便として、煙台-ソウル/金浦間の臨時チャーター便が就航。
1995年12月24日: 瀋陽-煙台-マカオ線が就航。
1996年1月22日: 煙台-ソウル/金浦間に定期チャーター便が就航。
1996年10月2日: 煙台-香港線の直行便が就航。
1997年4月: 国際線ターミナルが完成。
1997年5月: 国際線ターミナルの運用を開始。
1997年12月26日: 煙台-ソウル/金浦間に貨物チャーター便が就航。
2000年3月: 初めてボーイング767-300が飛来。
2001年5月22日: 煙台-ソウル/仁川間に貨物チャーター便が就航。
2001年6月6日: 煙台-釜山線国際チャーター便が就航。
2002年5月8日: 煙台-大邱線が就航。
2003年11月9日: 煙台-大阪/関西線が就航。
2003年11月: 空港管理が煙台市に移管。
2004年末: 煙台市の直属企業である煙台国際機場集団有限公司が設立。
2004年12月30日: 空港利用者が100万人を突破。
2005年5月17日: 初めての国際貨物定期便である煙台-ソウル/仁川線が就航。
2007年6月17日: 煙台-釜山線が就航（中国東方航空・エアバスA320）。
2015年5月28日: 煙台蓬萊国際空港の開港に伴い、民間便は全て移転し、閉港。

煙台蓬萊国際空港への移転

2015年5月28日、煙台萊山国際空港から全ての民間便は新しく開港した煙台蓬萊国際空港に移転しました。この移転により、煙台萊山国際空港は民間航空施設としての役割を終え、その歴史に幕を閉じました。

関連項目

煙台蓬萊国際空港
中華人民共和国の空港の一覧

外部リンク

* 煙台国際機場集団有限公司（中国語）

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