熊本市総合保健福祉センター

熊本市総合保健福祉センター「ウェルパルくまもと」について

熊本県熊本市にある「ウェルパルくまもと」は、地域の健康や福祉に貢献するために設立された公共施設です。2008年4月1日に開館し、熊本市の初のPFI方式による建設・運用が行われています。その背景には、熊本市の老朽化した保健所や中央保健福祉センターの仮庁舎があったことが大きな理由です。この新しい施設は、大災害時にも機能が十分に発揮できるよう作られています。

愛称と設立の経緯

施設の愛称は「ウェルパルくまもと」で、これは「Welfare（福祉）」の「ウェル」と「Pal（仲間・友達）」の「パル」を組み合わせた言葉です。この名称は熊本市が一般公募を通じて決定されました。設立された場所は、長年熊本市交通局の本庁舎や車両基地があった敷地であり、2002年から車両基地が移転して空いた土地に建設されたのです。

2012年4月には隣接する「熊本市こどもセンター（愛称：あいぱるくまもと）」が開館し、子どもたちの支援も強化されました。また、同じ日には政令指定都市への移行が行われ、中央保健福祉センターの一部が中央区役所へと再編されました。

施設の概要

「ウェルパルくまもと」の所在地は、熊本市中央区大江五丁目1番1号で、敷地面積は5,279平方メートル、延床面積は7,999平方メートル、建築面積は2,217平方メートルの5階建ての施設です。駐車場は63台（うち身障者用4台を含む）を完備し、周辺には公共交通機関が整っています。

施設の構成

• - 1階: ウェルパル広場、市民活動支援センター・あいぽーと、会議室。
• - 2階: 子ども・若者総合相談センター、子ども発達支援センター、発達障がい者支援センター。
• - 3階: こころの健康センター、健康センター大江分室、健康づくり推進課、精神保健福祉室。
• - 4階: 熊本市保健所。
• - 5階: 屋上広場や職員休憩所、機械室などが配置されています。

施設の沿革

「ウェルパルくまもと」は、2007年2月に着工され、2008年3月に完成を迎えました。業務が開始されたのは、2008年3月31日からで、子ども関連の業務も4月1日にスタートしました。その後、様々な部署の移動が繰り返されながら、近年も組織改編が行われています。

アクセス情報

交通手段は非常に便利で、路面電車「交通局前電停」から徒歩1分、また多くの路線バスが利用可能です。周辺にはイオン熊本中央店やゆめタウン大江、さらに学校や病院も立地しています。

まとめ

「ウェルパルくまもと」は地域住民の健康や暮らしを支える重要な役割を担っており、今後もその機能を拡充していくことが期待されています。多岐にわたるサービスが揃い、誰もが利用しやすいように工夫がされています。

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