熊本県の市町村歌一覧

熊本県の市町村歌一覧

熊本県には多くの市町村が独自に制定した市歌や音頭があります。これらは地域のアイデンティティを形作る重要な文化資源となっています。以下に、各市町村の歌を時系列や内容に基づいて紹介します。

概要

熊本県では、県庁所在地の熊本市が昭和5年に制定した市歌が現在でも大切にされています。また、市制100周年や120周年の節目には、記念的な愛唱歌も作られています。他の市町村でも、1970年代以降に作られた比較的新しい楽曲が多く見られますが、平成の大合併が影響し、統一された市歌よりもイメージソングが選ばれることが増えています。特に町村部では、1990年代以降も町歌や村歌の制定が見られ、詩人や音楽大学の創設者などが関与していることが特徴です。

各市の市歌一覧

熊本市

• - 熊本市歌 (1930年)

- 作詞：東岡正治
- 作曲：鳥飼哲夫

• - 光るグリーンシティ (1989年)

- 作詞：藤本征男
- 作曲：イルカ（市制100周年記念歌）

• - ときめいて・くまもと (2010年)

- 作詞：星合節子
- 作曲：寺嶋民哉（市制120周年記念歌）

さまざまな区民音頭もあり、政令指定都市に伴い区ごとの音頭の作成も進められています。

八代市

• - 陽は昇る (1970年)

- 作詞：耕浩人
- 作曲：平井康三郎
旧市の市歌が統合後も愛唱されています。

• - わたしのまちは (1990年)

- 作詞：河島渉
- 作曲：円広志

• - 笑顔deあいさつ しあわせ発信! 八代 (2012年)

- 作詞・作曲：際田まみ

人吉市

• - 人吉市民の歌 (1960年)

- 作詞：佐藤末治
- 作曲：下総皖一

荒尾市

• - 荒尾市歌 (1952年)

- 作詞：猿渡幸夫
- 作曲：梅沢信一

水俣市

• - 水俣市民の歌 (1978年)

- 作詞：犬童君代
- 補作：水俣市教育委員会
- 作曲：岩本義久

玉名市

• - 我らの故郷 玉名 (2007年)

- 作詞：浦邊舞
- 作曲：金島宗治

山鹿市

• - YA・MA・GA 〜この町の未来になろう〜

- 作詞・作曲：樋口了一

合志市

• - 合志市民音頭 志（こころ）合わせて (2011年)

- 作詞：駒井瞭
- 補作：津村寛子
- 作曲：翔白陽

町村部

町村部では、1990年代以降に散発的に町歌や村歌の制定が行われています。特に、町民や村民音頭では、山口白陽や出田憲二といった著名な作詞家や作曲家が多く関わっています。たとえば、下益城郡美里町には、美しい里 美里町 (2024年)という新しい町歌も見られます。

結論

熊本県内の市町村歌は、地域の歴史や文化を伝える重要な役割を果たしており、新たな音楽が生まれることで地域のつながりを深める手助けとなっています。それぞれの歌が持つ独自のストーリーや意味を知ることで、熊本県の魅力をさらに感じることができるでしょう。

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