熊谷さとし

熊谷さとしは、1954年生まれの日本の漫画家です。彼のキャリアは、グラフィックデザインやアニメーションの分野から始まり、その後漫画家へと転身しました。その作風は、主に学習漫画に焦点を当てており、子供から大人まで幅広い層に親しまれています。

漫画家としての活動以外にも、カルチャーセンターや動物専門学校で講師を務めるなど、教育分野でもその才能を発揮しています。彼の多岐にわたる活動は、その知識の豊富さと、表現力の高さを物語っています。

熊谷は、漫画家の村野守美に師事しました。また、2000年8月31日放送のTVチャンピオンなぞなぞ王選手権に出演し、初代チャンピオンに輝いた経歴も持ちます。このことは、彼の知識の深さと柔軟な思考力を示しています。

彼の著書は多岐にわたり、その内容は、科学、歴史、文学、動物学など、幅広い分野にわたります。例えば、池田大作の著書にイラストを提供した『平和の清き河 ぼくたちのピース・リバー』（1990年）や、百人一首を漫画で解説した『親子で覚える百人一首 マンガ解説版』（1991年）、ガリレオ・ガリレイの生涯を描いた『ガリレオ・ガリレイ「それでも地球は動く」といった物理学の父』（1992年）などがあります。

また、『誰もがかかる化学物質過敏症』（1998年）、『地名のひみつ』（1999年）、『クマは「クマッ」となく?! おもしろ動物生態学』（2005年）、『フィールドワーカーのための動物おもしろ基礎知識』（2006年）など、社会問題や自然科学をテーマにした作品も手がけています。これらの作品は、難しいテーマを分かりやすく解説し、読者の理解を深めるのに役立っています。

2009年11月12日には、『チンパンジーはいつか人間になるの？！』を出版し、167冊目の著書となりました。このことからも、彼の創作意欲と、幅広い知識に基づいた活動ぶりがうかがえます。

熊谷さとしは、漫画家としてだけでなく、教育者としても、また、幅広い知識を持つ専門家としても、その才能を発揮しています。彼の作品は、多くの人々に学びと楽しさを提供し続けています。

主な著書

平和の清き河 ぼくたちのピース・リバー（1990年、ポプラ社、著書：池田大作、イラスト：熊谷さとし）
親子で覚える百人一首 マンガ解説版（1991年、ベストセラーズ）
ガリレオ・ガリレイ「それでも地球は動く」といった物理学の父（1992年、集英社、監修：竹内均）
誰もがかかる化学物質過敏症（1998年、現代書館：渡辺雄二、絵：熊谷さとし）
地名のひみつ（1999年、岩崎書店、文：国松俊英、絵：熊谷さとし）
クマは「クマッ」となく?! おもしろ動物生態学（2005年、偕成社）
フィールドワーカーのための動物おもしろ基礎知識（2006年、偕成社）

外部リンク

熊谷さとしのフィールドノート - 公式サイト

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