熊谷花火大会

熊谷花火大会

熊谷花火大会（くまがやはなびたいかい）は、埼玉県熊谷市の荒川河川敷で毎年行われる人気の花火大会です。このイベントは、県内で有数の規模を誇り、毎年多くの観客が訪れることで知られています。特に、その壮大な花火の打ち上げ数や観覧者数は、埼玉県の他の花火大会と比べても非常に注目されています。

概要

• - 主催者: 熊谷市観光協会、熊谷商工会議所、熊谷市商店街連合会
• - 日時: 毎年8月の第2または第3土曜日（雨天時は翌日曜日や翌週土曜日、日曜日に順延）
• - 時間: 19:00から21:00まで
• - 開催場所: 荒川河川敷、熊谷桜堤下及び荒川緑地が観覧会場、対岸である打ち上げ会場。
• - 人出: 例年35万人以上、多い時には45万人以上が訪れる。
• - 打上数: 約10,000発。埼玉県内では「こうのす花火大会」に次ぐ打ち上げ数です。

沿革

熊谷花火大会は1948年に「大熊谷復興花火大会」としてスタートしました。この大会は、熊谷空襲の復興を記念するもので、2009年に60回、2019年には70回を迎え、埼玉県内で最も歴史のある花火大会とされています。

2020年にはCOVID-19の影響で開催が中止となりました。2021年からは、感染症対策として観賞場所を分散させ、観覧禁止や5分間の花火実施を行うなどの措置が講じられました。2022年からは、さらに会場数を増やし、熊谷市内の複数の場所から同時に花火が楽しめるようになりました。

特徴

熊谷花火大会では、いくつかのユニークな特徴があります。中でも「メッセージ花火」と呼ばれる、個人が寄付した花火を打ち上げる企画があり、打ち上げ時にメッセージがアナウンスされることができます。また、各花火業者のスターマイン技術を争う「スターマインコンクール」や、特定のテーマに沿った「ワイドスターマイン」なども行われています。

2010年からは「斜め打揚げ」が実施され、埼玉県内では初の試みとなりました。

観覧場所とアクセス

観覧は主に熊谷桜堤の下にある荒川緑地が中心となり、2007年からは有料観覧席も設けられ、事前に購入することが可能です。また、周辺の河川敷や熊谷駅周辺からも多くの人が集まります。

アクセス方法

• - 電車: 熊谷駅から徒歩5分。終了後は臨時列車が多数運行されます。
• - 車: 周辺には臨時駐車場が用意されており、熊谷市街のショッピングセンターなどの駐車場も利用可能ですが、非常に混雑するので早めの行動が推奨されます。

交通規制

花火大会開催期間中は周辺道路が車両通行止めとなり、一般路線バスの発着場所にも変更が生じます。これにより混乱を避ける努力がなされています。

その他

熊谷駅からのアクセスが良く、駅構内や駅ビルの屋上からの眺めも好評です。また、熊谷花火大会の開催中は周辺が非常に賑わい、活気ある雰囲気が漂います。花火の美しさと共に、地域の人々が一丸となって楽しむ姿を見られるのが、この大会の魅力の一つです。

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