熱血!ドラゴンズ宣言

熱血!ドラゴンズ宣言：幻に終わった熱狂

『熱血!ドラゴンズ宣言』は、1993年4月から9月まで中京テレビで放送されていた中日ドラゴンズの情報番組です。前番組から一転、ドラゴンズ一色の内容に戻し、新たな試みを取り入れましたが、短命に終わりました。

概要

この番組は、『週刊ドラドラ生放送』から数えて6代目となるドラゴンズ応援番組でした。前番組がスポーツ全般を扱っていたのに対し、再びドラゴンズに特化した内容に戻ったのが特徴です。司会には、当時日本ハムファイターズファンとして知られていた伊集院光を起用し、アシスタントには元ミス・ユニバース・ジャパンの安藤晃子、解説には前番組から引き続き三沢淳を迎えました。

型破りな企画と突然の打ち切り

従来のドラゴンズ応援番組にはないような、斬新な企画が数多く実施されました。しかし、残念ながら番組はわずか半年で打ち切りとなってしまいます。これは、中京テレビが放送してきたドラゴンズ応援番組の中で、最も短い記録です。

エピソード

番組を彩った、数々のエピソードを紹介します。

伊集院光、名古屋に本籍を移す

司会を引き受けるにあたり、「ドラゴンズを応援するなら真の名古屋人になるべし」との指令を受けた伊集院光。実際に住民票を名古屋市に移しましたが、番組の打ち切りに伴い、再び元の住所に戻すことになりました。このエピソードは、後に他の番組でも同様の企画として取り上げられています。

過激なドラファン

初回放送のロケVTRでは、名古屋在住の女性ドラファンが「私、ドラゴンズのためならパンティーも脱ぎま〜す」と発言し、実際にパンティーを振り回して踊るという過激なパフォーマンスを披露しました。この映像は、後に日本テレビの番組で全国放送されています。

ジャンプ放送局との繋がり

『週刊少年ジャンプ』のジャンプ放送局で活躍していたハガキ職人・岡戸孝宏が、準レギュラーとして出演。前原博之選手の応援歌を披露するなど、番組を盛り上げました。また、番組のタイトルロゴは、当時前原選手の夫人だった矢野きよ実が手掛けています。

とんねるずとの共演は幻に

日本テレビの番組で行われたクイズ大会に、この番組のディレクターが出場。優勝すれば、とんねるずがローカル番組に出演するという特典がありましたが、惜しくも敗れてしまいます。これにより、『ドラゴンズ宣言』にとんねるずが出演する機会は実現しませんでした。

まとめ

『熱血!ドラゴンズ宣言』は、短命ながらも数々の話題を提供した番組でした。型破りな企画や、個性的な出演者たちが織りなす熱狂は、今もなお語り継がれています。後番組である『行け!行け!!ドラゴンズ』へとバトンを引き継ぎ、中京テレビのドラゴンズ応援番組の歴史に名を刻みました。

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