矢野きよ実

矢野きよ実（やの きよみ）

矢野きよ実は1962年2月25日に名古屋市中区大須に生まれたタレント、ラジオパーソナリティ、モデル、書家として知られています。名古屋を中心に活動するローカルタレントとして、独特の名古屋弁を使った語り口が特徴です。

来歴

矢野は市邨学園高蔵高校を卒業後、1977年にモデル活動を開始しました。その後1980年に名古屋テレビの『金曜奥様ワイド』でタレントデビューを果たしました。1982年からは中京テレビの『5時SATマガジン』でアシスタントを務め、中京圏を中心に活動を本格化させます。1989年にはフジテレビの情報番組『と〜んでもない』に出演し、東京進出を果たしました。1990年代には関西圏の番組にも登場し、その後再び中京圏中心の活動に戻ります。

1996年からはCBCラジオで冠番組『矢野印』がスタートし、続いて2002年から2011年までメ〜テレの『どですか!』でメイン司会を務め、名古屋のテレビ界での存在感を高めました。

書道活動

書家としての活動も行う矢野は、2000年にCBCテレビ制作のドラマ『蔵の宿』の題字を担当しました。彼女は書のグッズを販売するショップ『書っぷ』を松坂屋本店内にオープンし、2006年には著書『矢野きよ実の書』を出版しています。2009年には中京圏で唯一の地上波テレビ局、FMラジオ局、AMラジオ局、ケーブルテレビ局でのレギュラー番組を持つタレントとして注目されました。

プライベートと人間関係

プライベートでは、プロ野球選手の前原博之と結婚し、一児をもうけましたが、後に離婚しました。公私ともに注目される彼女は、またロックバンド『JAYWALK』のメンバー中村耕一との内縁関係も注目されることになりました。その後、中村の逮捕をきっかけに一時的に活動を休止しますが、間もなく復帰することとなります。

また、さまざまなアーティストのCDの題字も手がけ、彼女自身も『燃えよドラゴンズ! 2007』に参加し、中日ドラゴンズが日本シリーズを制した際に記念盤をリリースしました。

社会活動と影響

矢野はAEDの普及活動に力を入れ、愛知万博記念災害・救急医療研究会の理事を務めています。また、幼児虐待防止のためのシェルター「パオ」を応援するなど、地域貢献にも積極的です。2017年には名古屋観光文化交流特命大使に任命され、地域の振興に寄与しています。

現在の活動

現在、矢野には定期的なレギュラー番組はないものの、東海ラジオでのメディア活動をはじめ、講演会や学校現場でのワークショップを通じて、書道や地域活性化をテーマにした活動を展開しています。近年では、ラグビーワールドカップの開催都市特別サポーターを務めるなど、地域に深く根ざした存在として活動を続けています。

このように矢野きよ実は、名古屋を代表するタレントとして多彩な活動を展開し、地域社会に貢献し続ける人物です。

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