爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡!

映画『爆走兄弟レッツ＆ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡!』

この映画は、1997年7月5日に日本で公開されたアニメーション映画で、人気のテレビシリーズ『爆走兄弟レッツ＆ゴー!!WGP』の劇場版です。監督はアニメの第一期でも指揮をとったアミノテツローが務めています。また、同時上映された実写映画『ミニ四ファイター超速プロジェクト スイッチ・オン』も話題となりました。

ストーリーの概要

物語はWGP（ワールドグランプリ）中盤にて展開します。非公式の大会「ロイヤルフェスティバルカップ」が開催されるなか、突如として現れたのが謎のマシン「ガンブラスターXTO」とその運転手であるリオン。レース中に全車両がガンブラスターに追いつかれると、異常なバグが発生します。その結果、数台のマシンがクラッシュし、激しい混乱が生じてしまいます。さらに、ガンブラスターの影響を受けなかったTRFビクトリーズが勝利を収めるも、豪たちはガンブラスターを追いかけることに。

リオンとガンブラスター

物語の重要なポイントは、リオンがGPチップの開発に携わった科学者クスコ博士の息子であり、WGPに参加できなかったレーサーでもあることが明らかになる点です。ガンブラスターは、完成が遅れた新型GPチップ「タイプγ」が原因で暴走してしまい、制御が効かない「走る電波兵器」と化しています。このまま暴走が続けば都市に甚大な被害を与える恐れがあったため、クスコ博士はガンブラスターの破壊を決断します。

SPFの出動

特殊部隊「SPF（スクランブル・ペンタゴン・フォース）」が出動し、軍用のミニ四駆でガンブラスターへ攻撃を仕掛けます。しかし、ガンブラスター自体が自己崩壊の危険をはらんでおり、ビクトリーズとリオンは壊滅的な状況になる前にこの問題を解決しようと必死になります。

登場キャラクター

この映画にはTRFビクトリーズのメンバー、星馬烈、豪、鷹羽リョウ、三国藤吉など、多彩なキャラクターが登場します。リオンや彼の父クスコ博士も重要な役割を果たし、ストーリーを進行させる要素として機能します。また、SPFのメンバーも個性的なキャラクターで構成されており、物語に緊張感を与えています。

用語の解説

映画内では、「GPチップ」という機能の搭載が重要なテーマとなっています。これは「グランプリマシン」に搭載され、学習機能を持つチップであり、マシンが自らの特性を学習し、走行する際の補助を行います。このチップが特に「タイプγ」となると、異常を引き起こしガンブラスターの暴走を招くのです。

製作スタッフ

この映画は、主要な製作スタッフによって支えられています。製作には河井常吉をはじめ、田宮俊作、小濱廉太郎などが名を連ねています。また、音楽はつのごうじが担当し、視覚的にも聴覚的にも楽しませる作品に仕上げられています。

まとめ

『爆走兄弟レッツ＆ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡!』は、分かりやすいストーリー展開とキャラクターの個性が光るアニメーション映画です。ミニ四駆を通じて描かれる友情や挑戦の物語は、子供だけでなく大人にも楽しめるエンターテインメントとして親しまれています。

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