片倉康瑛

片倉 康瑛（かたくら やすあき）は、1998年8月9日に神奈川県川崎市に生を受けた日本のプロラグビー選手です。彼は主にロック（LO）のポジションでフィールドを駆け巡り、ジャパンラグビーリーグワンに参戦する強豪、東京サントリーサンゴリアスの一員として活動しています。

恵まれた体格を持ち、身長は189センチメートル、体重は99キログラムを誇ります。この体格は、ロックとして求められるフィジカルコンタクトの強さやラインアウトでの高さに大きく貢献しています。

片倉選手のラグビーキャリアは、まず学生時代にその礎が築かれました。2017年に明治大学付属中野高等学校を卒業した後、日本の大学ラグビー界において常にトップレベルに位置する明治大学へと進学しました。大学ラグビーの激しい環境の中で、彼は自身のスキルとフィジカルを磨き上げ、プロ選手としての基盤を確立していきました。この学生時代には、将来の日本代表候補を発掘・育成するプログラムであるジュニア・ジャパンにも選出されており、その才能が高く評価されていたことがうかがえます。

大学を卒業した2021年、片倉選手はトップリーグ（当時、現リーグワン）の名門であるサントリーサンゴリアス（現在の東京サントリーサンゴリアス）に加入しました。プロ選手としての新たな一歩を踏み出した彼は、トップレベルの選手たちと共に日々の練習に励み、自身の成長を追求しました。強豪チーム内での競争の中で、彼は公式戦出場を目指し、鍛錬を重ねました。

プロチーム加入後、彼はチームの一員として活動を続け、満を持してジャパンラグビーリーグワン公式戦のデビューを果たします。その記念すべき瞬間は、2023年1月22日に東大阪市花園ラグビー場で行われたNTTジャパンラグビーリーグワン2022-23シーズン第5節、花園近鉄ライナーズとの一戦でした。この試合に途中出場した片倉選手は、リーグワンという日本のトッププロリーグの舞台で初めてプレーし、自身のキャリアにおける重要なマイルストーンを刻みました。

ロックは、スクラムの第二列を担うポジションであり、ラインアウトにおけるボールの獲得やモールの推進役、そしてフィールドプレーでのボールキャリーやタックルなど、攻守にわたって極めて重要な役割を果たすポジションです。片倉選手は、このポジションの特性を活かし、チームの勝利に貢献することを目指しています。

神奈川県川崎市で生まれ育った片倉選手は、ジュニア・ジャパンでの経験、そして大学ラグビー界の強豪・明治大学での4年間を経て、東京サントリーサンゴリアスというプロの舞台へとたどり着きました。リーグワン公式戦デビューを果たし、これからさらなる活躍が期待される片倉康瑛選手の今後のキャリアに注目が集まっています。

もう一度検索