片岡将

片岡 将（かたおか しょう）

1987年12月30日生まれ、香川県出身のラグビーユニオン選手。主にスクラムハーフやスタンドオフとしてプレーし、高校、大学、社会人とキャリアを重ね、複数チームでトップレベルの舞台を経験した。

経歴

高校時代

香川県立高松北高等学校に進学。高校時代には、全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」の舞台に二度出場し、全国レベルでの経験を積んだ。

大学時代

2006年、関西学院大学へ進学し、同大学のラグビー部に入部した。大学でのキャリアは目覚ましいものがあり、3年次には強豪・同志社大学に対し49年ぶりとなる勝利を収める歴史的な一戦に貢献。この勝利は、チームが51年ぶりに関西大学Aリーグの頂点に立つ大きな原動力となった。続く大学4年次には、チームの副将という重責を担い、リーダーシップを発揮。関西Aリーグでの2連覇達成に貢献した。全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、3年次と4年次の二度にわたりベスト8に進出したが、それぞれ法政大学、明治大学に敗れ、更なる高みには届かなかった。

社会人キャリア

大学を卒業後、2011年に社会人ラグビーの栗田工業ウォーターガッシュ（現：クリタウォーターガッシュ昭島）に加入し、プロキャリアをスタートさせた。同チームでは3シーズンにわたりプレー。公式戦デビューは、2011年9月11日に行われたトップイーストリーグDiv.1の開幕戦、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で、この試合に先発出場を果たしている。

2014年には、活躍の場を釜石シーウェイブスに移した。歴史あるチームの一員として、東日本大震災からの復興のシンボルでもある釜石でプレーした。

さらに2016年、日野自動車レッドドルフィンズへ移籍。ここでもチームの中核選手として活動した。

2022年には、再び釜石シーウェイブス（後に日本製鉄釜石シーウェイブス）へと復帰。キャリアの終盤を再び東北の地で過ごすことを選択した。また、この復帰と同じ年の10月には、SBI大学院大学を修了し、ラグビー以外の分野でも学びを深めた。2025年5月、所属していた日本製鉄釜石シーウェイブスからの退団が発表され、長年にわたる現役選手としてのキャリアに区切りをつけたものとみられる。

エピソード

栗田工業を退社し、次の所属先を探していた時期には、トップリーグのトライアウトに挑戦する様子が、BS朝日のラグビー番組「ラグビーウィークリー」内のコーナー「ワイルドな奴」で取り上げられ、注目を集めた。

関連項目

香川県出身の人物一覧
香川県立高松北中学校・高等学校
関西学院大学ラグビー部
クリタウォーターガッシュ昭島
釜石シーウェイブス
日野レッドドルフィンズ

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