片岡秀明
片岡 秀明（かたおか ひであき）は、1974年11月21日に茨城県で生まれた日本の映画監督および脚本家です。
大学を中退後、写真家を志した片岡秀明氏は、1999年には渡米しました。ロサンゼルスで行われた森山良子氏のコンサートではメイキング映像の撮影を担当するなど、海外での経験を積みます。
大学在学中には、自身初の長編映画監督作となる『CROSSWORD MONOLOGUE』の脚本を執筆しました。この作品は、学業の傍ら制作が進められ、夏休みを利用して東京、パリ、ロサンゼルス、サンパウロといった国際的な都市で撮影が敢行されました。2005年に完成したこの長編映画は、上海国際映画祭の新人部門に選出されるなど、国際的な評価を得るに至ります。
大学を卒業してからは、アメリカの小規模な映画制作会社でプロダクションアシスタントとして経験を積みました。
2006年に帰国すると、フリーランスの映像ディレクターとして活動を開始します。テレビ朝日系列の企業で映像制作に携わる機会を得た彼は、同年には映画『夕凪の街 桜の国』の撮影現場に制作部およびメイキングスタッフとして参加しています。その後、テレビ朝日の金曜ドラマシリーズで現場ディレクターを務めるなど、テレビ番組の制作にも深く関わりました。また、宇多田ヒカル氏のコンサート用映像をはじめ、多岐にわたる映像案件でディレクションを手がけた実績を持ちます。
しかし、2008年のリーマンショックに端を発する経済状況の悪化は、彼のキャリアにも大きな影響を与え、一時的に仕事が激減する事態に見舞われました。この時期、つくば市フィルムコミッションに臨時特殊公務員として約1年間勤務し、そこで映画『ロボジー』をはじめとする多数の作品の撮影サポートにスタッフとして携わりました。
再び監督業に目を向け、2010年には『紲 -庵治石の味-』、2013年には『同窓会 THE CLASS REUNION』を発表しています。
2015年頃には病により体調を崩し、撮影現場での活動など、体に負担のかかる業務を継続することが困難になりました。さらに2020年には、新型コロナウイルスのパンデミックが拡大した影響で、再び職を失うという厳しい状況に直面しました。現在も映像関連の仕事には携わっていますが、その多くは下請け業務であると述べています。
THE CROSSWORD MONOLOGUES（2007年／アメリカ、フランス、ブラジル、日本／DV／NTSC/カラー／94分）
上海国際映画祭 Asia New Talent(新人部門) 入選
スペイン オウレンセ国際映画祭 審査員特別賞
黄金町映画祭 招待
紲（きずな）-庵治石の味-（2010年／日本／HD／NTSC/カラー／96分）
インドネシア国際映画祭 優秀賞
同窓会 THE CLASS REUNION（2013年／日本／HD／NTSC/カラー／102分）※編集中
ライブ UTADA UNITED 2006（宇多田ヒカル）- 映像制作
映画 夕凪の街 桜の国（主演：田中麗奈、麻生久美子 他）- 制作部、メイキング
テレビ朝日金曜ドラマ 家族（出演：竹野内豊、石田ゆり子、渡哲也 他）- 取材ディレクター
映画 SP - 制作協力
映画 アウトレイジ - 制作協力
映画 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望|踊る大捜査線_THE_FINAL_新たなる希望 - 制作協力
映画 THE LAST MESSAGE 海猿 - 制作協力
NHK大河ドラマ 龍馬伝 - 制作協力
映画 ロボジー - シナリオハンディング
経歴
大学を中退後、写真家を志した片岡秀明氏は、1999年には渡米しました。ロサンゼルスで行われた森山良子氏のコンサートではメイキング映像の撮影を担当するなど、海外での経験を積みます。
大学在学中には、自身初の長編映画監督作となる『CROSSWORD MONOLOGUE』の脚本を執筆しました。この作品は、学業の傍ら制作が進められ、夏休みを利用して東京、パリ、ロサンゼルス、サンパウロといった国際的な都市で撮影が敢行されました。2005年に完成したこの長編映画は、上海国際映画祭の新人部門に選出されるなど、国際的な評価を得るに至ります。
大学を卒業してからは、アメリカの小規模な映画制作会社でプロダクションアシスタントとして経験を積みました。
2006年に帰国すると、フリーランスの映像ディレクターとして活動を開始します。テレビ朝日系列の企業で映像制作に携わる機会を得た彼は、同年には映画『夕凪の街 桜の国』の撮影現場に制作部およびメイキングスタッフとして参加しています。その後、テレビ朝日の金曜ドラマシリーズで現場ディレクターを務めるなど、テレビ番組の制作にも深く関わりました。また、宇多田ヒカル氏のコンサート用映像をはじめ、多岐にわたる映像案件でディレクションを手がけた実績を持ちます。
しかし、2008年のリーマンショックに端を発する経済状況の悪化は、彼のキャリアにも大きな影響を与え、一時的に仕事が激減する事態に見舞われました。この時期、つくば市フィルムコミッションに臨時特殊公務員として約1年間勤務し、そこで映画『ロボジー』をはじめとする多数の作品の撮影サポートにスタッフとして携わりました。
再び監督業に目を向け、2010年には『紲 -庵治石の味-』、2013年には『同窓会 THE CLASS REUNION』を発表しています。
2015年頃には病により体調を崩し、撮影現場での活動など、体に負担のかかる業務を継続することが困難になりました。さらに2020年には、新型コロナウイルスのパンデミックが拡大した影響で、再び職を失うという厳しい状況に直面しました。現在も映像関連の仕事には携わっていますが、その多くは下請け業務であると述べています。
主な監督作品・受賞歴
THE CROSSWORD MONOLOGUES（2007年／アメリカ、フランス、ブラジル、日本／DV／NTSC/カラー／94分）
上海国際映画祭 Asia New Talent(新人部門) 入選
スペイン オウレンセ国際映画祭 審査員特別賞
黄金町映画祭 招待
紲（きずな）-庵治石の味-（2010年／日本／HD／NTSC/カラー／96分）
インドネシア国際映画祭 優秀賞
同窓会 THE CLASS REUNION（2013年／日本／HD／NTSC/カラー／102分）※編集中
スタッフ参加作品
ライブ UTADA UNITED 2006（宇多田ヒカル）- 映像制作
映画 夕凪の街 桜の国（主演：田中麗奈、麻生久美子 他）- 制作部、メイキング
テレビ朝日金曜ドラマ 家族（出演：竹野内豊、石田ゆり子、渡哲也 他）- 取材ディレクター
映画 SP - 制作協力
映画 アウトレイジ - 制作協力
映画 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望|踊る大捜査線_THE_FINAL_新たなる希望 - 制作協力
映画 THE LAST MESSAGE 海猿 - 制作協力
NHK大河ドラマ 龍馬伝 - 制作協力
映画 ロボジー - シナリオハンディング
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