片平保彦

片平保彦のプロフィール

片平 保彦（かたひら やすひこ）は、1963年6月9日に神奈川県で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは捕手として知られています。彼の野球人生は多彩であり、プロ入り前から様々な経験を積んでいます。

経歴の初期

片平は中学校時代、主に投手として活動しており、関東大会での優勝を経験しました。その後、横浜高校に入学しましたが、当初は投手のままでした。高校では、ロッテ・オリオンズに入団した愛甲猛投手のボールを受けるために捕手に転向し、この変化が彼の進路を大きく開くことになります。

在学中、片平は神奈川県代表として全国高等学校野球選手権大会に2度出場しました。特に、1980年の第62回大会では4番打者として活躍し、早稲田実業との決勝戦では荒木大輔からタイムリーを放ち、彼の連続無失点記録を44回1/3で止めるという大きなプレーを成し遂げました。翌1981年には、主将として第63回大会に参加しました。

大学とプロ入り

高校卒業後、片平は関東学院大学に進学しましたが、1982年に中退し、横浜大洋ホエールズと契約を結び、球団職員扱いの練習生としてトレーニングを重ねました。そして、1983年のドラフトで同球団から6位指名を受け、正式にプロ選手として契約しました。

しかし、片平は思うように活躍できず、1989年まで一軍公式戦には出場しないままでした。彼はこの年に育成部に任命され、現役を引退することとなりました。引退後はブルペン捕手に転向し、新たな役割を果たしていきます。

プロ選手としてのキャリア

横浜が横浜ベイスターズに改名した後も、片平は長期にわたりチームに在籍し続けました。特に、佐々木主浩の鋭いフォークボールを受け続けた経験が彼の捕球技術をさらに高めました。1992年には大洋に加入した三浦大輔から特注のキャッチャーミットが毎年贈られるなど、信頼を集めていました。

片平は1998年から2002年、また2007年と2008年には一軍のバッテリーコーチ補佐としても活躍しました。2009年には再びブルペン捕手として復帰し、支配下登録選手としての活動から30年目の2013年にユニフォームを脱ぎました。

引退後の活動

2014年からは、DeNA球団のフロントに転身し、プロ選手としてのキャリアを終えた後も球界に関与する形で活動を続けています。彼の経験や技術は、次世代の選手たちの指導にも生かされていることでしょう。

結論

片平保彦は、捕手としての技術に加え、若手選手たちへの指導者としての役割も担っている貴重な存在です。彼の多様な経歴は、功績を含めてプロ野球界に多大な影響を与えています。

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