片渕慎弥

片渕慎弥のプロフィール

片渕慎弥（かたぶち　しんや）は1983年10月24日、大阪府で生まれた日本の柔道家です。現役時代は100kg超級の選手として知られています。彼の身長は172cm、体重は125kgで、その体格を活かした柔道技術が高く評価されています。

柔道の始まりと競技人生のスタート

片渕は8歳の時に、正導館米田道場で柔道を始めました。彼の競技者としてのキャリアは、久米田中学3年生の時に全国中学校柔道大会で78kg超級に出場し、見事2位を獲得したことで本格化しました。この初期の成果は、彼が今後どのように成長するかの土台となりました。

国士舘高校に進学した彼は、1年生から団体戦のレギュラーとして登場し、多くの大会で活躍します。特にインターハイと全国高校選手権では優勝を果たし、2年生の時には金鷲旗とインターハイにおいてもその実力を証明しました。1992年以降、8年ぶりに高校団体戦の3冠を達成したのは彼の大きな業績の一つです。また、個人戦無差別でも優勝し、団体戦では2連覇を達成しました。

3年生の時には数々の大会で成果を上げましたが、インターハイの個人戦では初戦で敗れてしまいます。しかし、彼の柔道人生はまだ始まったばかりです。

大学時代の活躍

国士舘大学に進学すると、1年生で早くも世界ジュニア大会に出場し、3位という成果を収めます。2年生の時にはユニバーシアードの無差別で3位、3年生では学生体重別選手権で優勝を果たしています。同時に団体戦でも大学優勝大会での3度の優勝に貢献し、その名声を高めました。

大学を卒業した2006年からは、JRAに所属し、新たな挑戦を始めます。彼の競技人生は次々に続く成功と共に、全日本選手権では準決勝まで進出しますが、大学の先輩である鈴木桂治に敗れ、3位にとどまりました。アジア選手権でも100kg超級で3位の成績を残しつつ、無差別では優勝を果たしました。

その後、講道館杯では決勝に進むも、綜合警備保障の選手に敗れて2位。嘉納杯では、世界チャンピオンであるフランスのテディ・リネール選手を破るなど、その実力を示しました。これらの経験は片渕の競技者としての成長を促し、さらなる高みへと導きました。

主な戦績

片渕の戦績には、多くの注目すべき業績があります:

• - 1998年：全国中学校柔道大会　2位（78kg超級）
• - 1999年：金鷲旗　3位
• - 2000年：全国高校選手権　優勝
• - 2000年：金鷲旗　優勝
• - 2001年：全国高校選手権　無差別　優勝
• - 2002年：ブレーメンジュニア国際　優勝
• - 2007年：全日本選手権　3位
• - 2007年：アジア選手権　無差別　優勝

これらの成果は、彼が柔道界における重要な存在であることを示しています。その活躍は現在も多くの後輩たちに影響を与え続けています。

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