綜合警備保障

綜合警備保障株式会社（ALSOK）

綜合警備保障株式会社（ALSOK）は、1965年に設立された日本の警備会社で、セキュリティサービスの多様な分野で強固な地位を築いています。そのブランド名「ALSOK」は「ALWAYS-SECURITY-OK」の略であり、安心・安全を提供するための取り組みを象徴しています。具体的なサービスには、機械警備、常駐警備、情報リスク管理、個人向けホームセキュリティなどがあります。

事業内容

ALSOKは特に金融機関の警備に強みを発揮しており、ATMの運用や警備輸送などのニーズに応えています。また、一般小売店向けのオンライン入金機や、様々なみまもりサービスを提供しながら事業を拡大しています。近年ではコンビニATMの管理やパチンコ店の警備業務も手掛けています。

さらに、ALSOKは1988年に家庭向けのセキュリティ商品「タクルス」を発売し、その後も「ホームセキュリティ7」や「ホームセキュリティX7」などの新製品を次々と発表してきました。2006年にはオンラインショップ「ガードマンショップ.com」を開店し、多様な防犯グッズや護身用品の販売を開始しました。これにより、家庭向けの安全対策も推進しています。

技術革新

ALSOKは20年以上にわたり、警備ロボットの開発に取り組んでおり、さまざまな場面での導入を進めています。たとえば、常駐警備システム「リボーグQ」や、受付機能を持つ「An9-RR」などがあります。これらのロボットは自動運行で巡回し、侵入者や火災などの異常を検出・通報する機能を備えています。また、顔認証機能を搭載したロボットも導入されており、特定の人物を識別することも可能です。さらに、ドローンを使った点検サービスも行っており、急速な安全確保を目指しています。

社会貢献とCSR活動

ALSOKは創業者の提唱する「ありがとうの心」をもとに、地域社会への貢献に力を入れています。彼らの「ALSOKあんしん教室」では、児童向けに防犯教育を実施し、この活動は多くの児童に安全意識を高めています。これに加えて、高齢者向けの講座や女性を対象にした防犯セミナーなど、地域のニーズに応じたサービスも展開しています。

会社沿革

長い歴史を持つALSOKは、多くの重要な警備業務を手がけてきました。例えば、1972年の札幌五輪や、1980年のローマ教皇身辺警備などです。また、警備技術の向上を目指し、様々な研究開発を行っています。近年では、M&Aを積極的に進めており、事業領域を広げています。

社内文化

武士の精神を重んじる社風のもと、武道やスポーツ活動が奨励されており、柔道部やレスリング部など多様な運動部を持ち、過去にはオリンピック金メダリストも輩出しています。このように、ALSOKは企業の境を超えて社会全体の安全を実現するために努めています。

まとめ

綜合警備保障株式会社（ALSOK）は、セキュリティ市場において高い技術力と多様なサービスを展開する企業であり、社会貢献活動にも積極的です。今後も技術革新とサービスの向上を図りつつ、安全で安心な社会づくりに貢献していくことでしょう。

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