牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール

牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール

『牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール』は、2000年にビクターインタラクティブソフトウエアから発売されたゲームボーイカラー用経営シミュレーションゲームです。北米では『Harvest Moon 3 GBC』として親しまれました。

ゲーム概要

本作は、『牧場物語シリーズ』のゲームボーイ用ソフト第3作であり、前作『牧場物語GB2』から直接ストーリーが繋がる珍しい続編です。プレイヤーは主人公の性別を選び、性別によって異なる物語の始まりを体験できます。男の子主人公は前作の主人公と同一人物であり、今作ではパートナーとのみ結婚可能です。

開発はトーセが担当し、前作に引き続き和田康宏が原案とプロデュース、まつやまいぐさがキャラクターデザインを手がけました。2014年には北米限定でニンテンドー3DSのバーチャルコンソール対応ソフトとして配信されています。

ゲーム内容

システム

ゲーム内では、1年が春夏秋冬の4つの月に分かれ、各月は30日で構成されます。ゲームは春の月1日目から始まり、出荷数、動物の数、有名度、パートナーからの信頼度といった要素を一定数満たすことで通常のエンディングを迎えられます。3年目以降もプレイ可能です。

有名度: 朝市への出店や、依頼窓口で依頼を成功させることで上昇します。
信頼度: パートナーに仕事を頼むことで上昇し、仕事の精度が向上します。一定数を超えると「おまかせ」機能が利用可能になります。
愛情度: パートナーへのプレゼントや、相手が喜ぶ質問への回答で上昇します。一定数に達すると告白イベントが発生します。
好感度: 島の住人へのプレゼントやイベントへの参加で上昇し、イベント発生やプレゼントを受け取れることがあります。

道具

主人公は男女ともに、カマ、クワ、オノ、ハンマー、ジョウロを初期装備として所持しています（男の子のみレベルアップ可能）。ゲームを進めることで、釣り竿、スコップ、スノボーセット、スプリンクラーなどが手に入ります。

男の子のみのアイテム: ミラクルグローブ
女の子のみのアイテム: ブラシ（ウマ・ウシ用）、乳しぼり器（ウシ用）、シャンプー（ヒツジ用）、バリカン（ヒツジ用）
道具のレベルアップ: 男の子のみ、道具の使用回数に応じてレベルアップし、効率が向上します。
リュックサック: 1年目の誕生日にパートナーからプレゼントされ、道具の所持数が増加します。
ふしぎな生物: 特定の条件を満たすと入手でき、動物の言葉を理解できるようになります。

回復

体力は農作業や動物の世話で減少し、食事、温泉、睡眠、力の木の実で回復できます。力の木の実を入手すると、家の前の花壇に花が咲きます。

ペット

イヌ、ブタ、タカ、ネコから選択でき、それぞれ異なる役割を持ちます。

イヌ、ブタ：夜間の放牧で野犬から動物を守ります。
タカ、ネコ：珍しい花の種を拾ってくることがあります。

その他

家具: テレビ、絨毯、タンス、子供用ベッドなどを購入できます。
本: パートナーの作業効率を上げる効果を持つものがあります。
朝市: 土曜日に開催され、収穫物を販売して有名度を上げられます。
結婚: 愛情度を高めることで結婚できます。男の子主人公の場合は結婚後もゲームが続行し子供も生まれますが、女の子主人公の場合はゲームが終了します。

農作物

季節ごとに異なる作物を育てられます。非売品の花の種は特定の条件で入手可能です。コムギ、コメは加工してパンやモチにできます。

動物

ウシ、ウマ、ヒツジ、ニワトリを飼育できます。動物の数には制限があり、世話をすることで収穫物を得られます。

ストーリー

男の子主人公: 荒れ果てた牧場を立て直した後、新たな牧場経営の依頼を受け、島でパートナーとなる女性と出会います。
* 女の子主人公: 父親の牧場を継ぐため、ハンスの条件を受け入れ、パートナーとなる男性と出会います。

舞台

村、休火山、鍾乳洞、草原、ガケ、樹海、本土などの地域が存在します。各地域でイベントやアイテム収集が可能です。

本土の施設

牧場組合、水族館、シアター、港、ショッピングセンター、花屋、食堂、道具屋、本屋などがあります。

登場キャラクター

主人公、村の住人、本土の住人、その他のキャラクターが登場し、物語を彩ります。前作のキャラクターも登場します。

評価

ゲーム誌『ファミ通』のクロスレビューで高評価を得ています。

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