特別区長会

特別区長会は、東京都に存在する23の特別区の区長によって組織された、地方自治に関する協議を行うための団体です。1947年5月1日に設立されて以来、特別区が抱える様々な課題の解決を目指し、活発な活動を展開しています。

主な活動内容

特別区長会の活動は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

1. 政府への働きかけ:
特別区長会は、特別区に対する国の支援を強化するため、政府に対して積極的に働きかけを行っています。具体的には、東京都に不利な税収配分制度の是正や、東京23区内における大学の抑制政策の見直しなどを求めています。これらの政策が是正されることで、特別区の財政基盤が強化され、より充実した住民サービスを提供できるようになると期待されています。

2. 地方自治体との連携:
2014年からは、全国各地の自治体と連携し、防災や観光など、地域振興に関する様々なプロジェクトを推進しています。2018年5月1日には、埼玉県町村会との間で連携協定を締結し、合計11団体321自治体との連携体制を構築しました。これにより、各自治体が持つノウハウや資源を共有し、地域全体の活性化を目指しています。

3. 民間企業との連携:
特別区長会は、民間企業とも積極的に連携し、地域課題の解決に取り組んでいます。2018年8月23日には、第一生命保険株式会社と初の包括連携協定を締結しました。この協定に基づき、健康増進や高齢者支援など、様々な分野で連携事業を展開しています。

その他の活動

上記以外にも、特別区長会は、特別区人事委員会の勧告を受け、職員の給与水準について労働組合と交渉する役割も担っています。職員の待遇改善を通じて、優秀な人材の確保と、住民サービスの質の向上を目指しています。

事務所所在地

特別区長会の事務所は、東京区政会館19階（東京都千代田区飯田橋三丁目5番1号）にあります。

特別区長会は、特別区の代表として、区民の福祉向上と地域社会の発展に貢献するため、今後も様々な活動を展開していくことが期待されます。

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