特捜戦隊デカレンジャー / ミッドナイト デカレンジャー
『特捜戦隊デカレンジャー / ミッドナイト デカレンジャー』は、
2004年3月3日にコロムビアミュージックエンタテインメントからリリースされた
シングルです。この
シングルは、
テレビ朝日系で放送された
特撮テレビドラマ『特捜戦隊デカレンジャー』の主題歌を収録しており、オープニングテーマ「特捜戦隊デカレンジャー」とエンディングテーマ「ミッドナイト デカレンジャー」の2曲が収録されています。
概要
この
シングルは、10万枚以上を売り上げ、当時の
スーパー戦隊シリーズ主題歌
シングルとしては最高記録を樹立しました。その後、後番組である『
魔法戦隊マジレンジャー』の主題歌に記録は塗り替えられたものの、この作品のヒットは特筆すべきものでした。
「特捜戦隊デカレンジャー」は、オープニング映像に合わせて冒頭のギターによるサイレン音が使用されています。当初はサイレン音をカットしたバージョンが使用される予定でしたが、サイレン音が映像にマッチしたため、そのまま採用されました。ただし、挿入歌としてはサイレン音をカットしたバージョンも使用されています。
サイキックラバーの起用は、レコード会社からの要望によるものでしたが、メジャーデビュー1年目のアーティストということもあり、起用に不安視する意見もありました。しかし、結果的に10万枚を超える大ヒットとなり、
スーパー戦隊シリーズの主題歌としては初の快挙を達成しました。
「ミッドナイト デカレンジャー」のドラムは、村上ポンタ秀一が担当しています。この楽曲は、最終話では使用されず、劇場版では挿入歌として使用されました。テレビサイズ版は、ミニコーナーを挟む関係で、イントロのドラムソロが長めに演奏されているのが特徴です。
制作段階ではロカビリー風の楽曲になる予定でしたが、最終的にはジャズ風の楽曲に仕上がりました。
ささきいさおの起用は、前作『
爆竜戦隊アバレンジャー』のエンディングを
串田アキラが担当していたことから、
東映のプロデューサーである
塚田英明が、同じくベテランのアニソンシンガーとして提案したことによります。
収録曲
1.
特捜戦隊デカレンジャー [4:24]
歌:
サイキックラバー
作詞:
吉元由美、作曲:
宮崎歩、編曲:
京田誠一
劇中では、挿入歌やインストゥルメンタル版も使用されました。
2.
ミッドナイト デカレンジャー [3:20]
歌:
ささきいさお、コーラス:
森の木児童合唱団
作詞:
藤林聖子、作曲:
高取ヒデアキ、編曲:亀山耕一郎
3.
特捜戦隊デカレンジャー(オリジナル・カラオケ)
4.
ミッドナイト デカレンジャー(オリジナル・カラオケ)
収録アルバム
PSYCHIC LOVER(
サイキックラバー)「特捜戦隊デカレンジャー」
ささきいさおベスト 銀河航海誌(
ささきいさお)「ミッドナイト デカレンジャー」
カバー
菊地美香 - 『特捜戦隊デカレンジャー』のデカピンク役。「特捜戦隊デカレンジャー」をカバー。『百歌声爛 女性声優編(新)』に収録。
ANIMETAL - 「特捜戦隊デカレンジャー」および「ミッドナイト デカレンジャー」をカバー。『ANIMETAL・MARATHON VII〜戦え! メタル・ヒーロー〜』に収録。
その他
特捜戦隊デカレンジャー
業務用「
太鼓の達人6」、プレイステーション2用「
太鼓の達人 あつまれ! 祭りだ!! 四代目」、「
大合奏!バンドブラザーズ」、「
ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード」に収録曲として使用。
ミッドナイト デカレンジャー
プレイステーション2用「
太鼓の達人 ゴー!ゴー!五代目」に収録。
参考文献
『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.4 特捜戦隊デカレンジャー』
講談社〈
講談社シリーズMOOK〉、2017年4月25日。
ISBN 978-4-06-509515-7。
外部リンク
日本コロムビアによる紹介ページ
特設サイト
*
日本コロムビアによる紹介ページ