犬飼バイパス

犬飼バイパスは、大分県大分市上戸次を起点とし、豊後大野市犬飼町下津尾（下津尾交差点）を終点とする、国道57号のバイパス道路です。全長3.0km、道路幅員25.0mで、暫定2車線で供用されています。このバイパスは、国道10号久原交差点の慢性的な渋滞を解消するとともに、大野川の冠水や災害による通行止めのリスクを回避するために計画されました。

犬飼バイパスは、犬飼どんこ大橋によって大野川の対岸を迂回するルートを取っています。これにより、従来の国道10号を通行するよりも安全かつスムーズな交通が実現しました。1987年6月に着工し、2004年12月18日に供用開始されました。

路線情報

起点：大分県大分市上戸次
終点：大分県豊後大野市犬飼町下津尾
全長：3.0km
規格：第3種第1級
道路幅員：25.0m
車線数：暫定2車線

接続する道路

国道10号
国道57号
中九州横断道路（犬飼千歳道路）犬飼IC（57号2ｋ200付近で下りオン直結）
大分県道57号竹田犬飼線

路線の変遷

平成28年度より、国道57号犬飼町下津尾－朝地町下野（朝地IC）間が大分県へ移管されることにより、国道57号となります。犬飼IC入り口交差点－下津尾交差点間（犬飼バイパス支線）は、大分県に移管され大分県道57号となっています。

犬飼バイパスの意義

犬飼バイパスの開通は、地域住民の生活に大きな変化をもたらしました。まず、国道10号の渋滞が緩和されたことで、通勤や通学の時間が短縮され、移動の負担が軽減されました。また、災害時に国道10号が通行止めになった場合でも、犬飼バイパスを利用することで迂回が可能となり、地域の孤立を防ぐことができます。さらに、犬飼バイパスの沿線地域では、新たな商業施設の進出や観光客の増加が見られ、地域経済の活性化にも貢献しています。

犬飼バイパスは、地域住民の生活を支える重要なインフラとして、今後もその役割を果たし続けることが期待されます。

外部リンク

佐伯河川国道事務所
犬飼バイパス

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