犬飼六岐

犬飼六岐

犬飼六岐（いぬかい ろっき）は、1964年生まれの日本の小説家です。大阪府で生まれ、大阪教育大学を卒業後、市役所に勤務していました。

経歴

市役所勤務を経て、作家活動に入ります。2000年に『筋違い半介』で第68回小説現代新人賞を受賞し、作家としてデビューしました。

作風と特徴

犬飼六岐の作品は、時代小説を中心に、ユーモラスで軽妙な語り口が特徴です。歴史上の人物や事件を題材にしながらも、現代的な視点やユーモアを交え、読者を楽しませる作風で知られています。緻密な時代考証に裏打ちされた世界観も魅力の一つです。

受賞歴

1999年：『クスノキ探検隊』で第48回毎日児童小説コンクール（小学生向き）佳作
2000年：『筋違い半介』で第68回小説現代新人賞受賞
2011年：『蛻』で第144回直木三十五賞候補
2011年：『囲碁小町 嫁入り七番勝負』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞候補
2012年：『佐助を討て』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞候補
2014年：『騙し絵』で第3回歴史時代作家クラブ賞（作品賞）候補

主な著書

軍配者天門院 (2001年、小学館文庫)
筋違い半介 (2006年、講談社 / 講談社文庫)
吉岡清三郎貸腕帳 (2007年、講談社 / 講談社文庫)
無双十文字槍 鬼坊主末法帖 (2007年、徳間書店)
やさぐれ 品川宿悪人往来 (2008年、実業之日本社)
叛旗は胸にありて (2009年、新潮社)
桜下の決闘 吉岡清三郎貸腕帳 (2009年、講談社)
蛻(もぬけ) (2010年、講談社)
騙し絵 (2013年、祥伝社)

関連項目

日本の小説家一覧
* 時代小説・歴史小説作家一覧

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