狂った果実 (アリスの曲)

アリスの18枚目のシングル「狂った果実」は、1980年7月5日にポリスターから発売されました。この楽曲は、アリスがポリスターレコードに移籍してからの最初のシングルであり、40万枚のセールスを記録するヒットとなりました。

「狂った果実」は、アリスにとってオリコンチャートとTBSテレビの音楽番組「ザ・ベストテン」の両方で、トップ10にランクインした最後の楽曲となりました。この曲の成功は、アリスの音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなりました。

また、映画監督の根岸吉太郎は、この曲にインスパイアされ、同タイトルの成人映画『狂った果実』を製作しました。この映画は、本間優二と蜷川有紀が主演を務め、1981年に日活によって公開されました。ただし、この映画は、中平康監督が1956年に日活で制作した、石原慎太郎原作の同名映画とは直接的な関連はありません。

「狂った果実」は、全日本プロレス中継（日本テレビ系列）の1994年1月から3月までの期間、エンディングテーマ曲としても使用されました。この起用により、幅広い層に楽曲が届けられることとなりました。

収録曲は以下の通りです。

1. 狂った果実 [4:11]
作詞：谷村新司
作曲：堀内孝雄
編曲：石川鷹彦
2. ピンク・シャンパン [3:53]
作詞：谷村新司
作曲：矢沢透
編曲：安川ひろし

「狂った果実」は、1980年代の音楽シーンを代表する曲の一つとして、今もなお多くの人々に愛されています。

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