独立総合研究所

株式会社独立総合研究所

株式会社独立総合研究所は、2002年4月に創業され、青山繁晴氏を中心に三菱総研の元職員が集まって設立された独立系シンクタンクです。東京都港区竹芝を拠点とし、彼らは「Independent Thinktank」として、外部からの影響を受けず、公正で客観的な立場から調査研究を行うことを理念に掲げています。

設立の背景と基本理念

設立当初、「いかなる組織や団体からも独立し、補助金を受けずに活動する」という方針が定められ、社会や企業、国に対して貢献するための研究を行うことを目指しています。設立から数年後の2004年6月には有限会社から株式会社に改組されました。また、資金提供を一切受けないスタンスを貫き、寄付も拒否しています。現在、社員数は約11名で、女性の割合が多いのも特徴です。

青山繁晴氏は以前から国会議員としても活躍しており、その活動と並行してこの研究所の運営に関わってきました。2016年には青山氏が参議院議員に立候補するために代表取締役を退任し、息子の青山大樹氏がその後を継ぎました。2021年には青山大樹氏が取締役に就任し、新たに青山千春氏が代表取締役社長になっています。

事業内容

研究活動

独立総合研究所は、社会科学部と自然科学部を中心に様々な研究活動を行っています。社会科学部では、安全保障やテロ対策、経済・金融に関するコンサルティングなど幅広い分野に対応する調査研究を実施しており、特に政府案件の受注実績もあります。

また、自然科学部では、海洋資源探査や国民保護計画に関する研究を行い、最近ではメタンハイドレートに関連した調査を自治体から請け負っています。

教育への取り組み

教育科学部はまだ準備段階にありますが、年齢に応じた教育ではなく、より柔軟な教育方法を模索しています。義務教育の枠を超えた新しい教育モデルの提案にも取り組んでいます。

情報発信

株式会社独立総合研究所は、会員制の情報発信システムである「東京コンフィデンシャル・レポート」や、一般社団法人「インディペンデント・クラブ」を通じて、経済や安全保障、政治に関する情報を積極的に発信しています。これにより、参加者とのインタラクションを重視した運営を行い、実際の現場での意見を交わす機会を提供しています。

講演会

さらに、定期的に行われる独立講演会では、青山氏が直接聴衆と対話する機会を設けており、一般の人々とも交流し、知識や情報を共有する場となっています。

まとめ

「日本初のIndependent Thinktank」として、独立総合研究所は、しっかりとした理念のもと、政治や経済に関する幅広い研究活動を行い、その情報を積極的に社会へ提供しています。これらの活動は、国民や社会への貢献を第一に考える姿勢が表れています。今後も独立した立場での調査研究の重要性は増すでしょう。

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