玉井陸斗とは？意味をやさしく解説 - サードペディア百科事典

玉井陸斗（たまいりくと）とは

玉井陸斗は、2006年 9月11日生まれの日本の飛込競技選手で、兵庫県宝塚市出身です。身長160cm、体重55kgの彼は、パリオリンピックにおいて銀メダルを手にしました。

経歴

玉井は幼少期から水泳に親しみ、3歳で水泳を始めた後、小学1年生の頃に飛込み教室に参加したことがきっかけで飛込競技に興味を持つようになります。その後、名コーチである馬淵崇英氏の指導の下で技術を磨き、2019年 4月の日本室内選手権飛込競技大会において、史上最年少の12歳7ヶ月で優勝を果たしました。

同年の7月には世界水泳選手権に出場できず、9月の日本選手権で498.50点を記録して優勝。この際は世界選手権4位相当の点数を出す活躍を見せます。2020年には、リオオリンピック3位相当の528.80点を叩き出した日本選手権でも優勝を果たしました。

2021年、開催された東京オリンピックのテスト大会かつ最終予選を兼ねたワールドカップでは9位入賞を果たし、東京オリンピックへの出場を確定させました。決勝では8位に入賞し、同大会で男子高飛び込みにおいて431.95点を記録。これにより、日本勢としては21年ぶりの決勝進出を果たし、7位にランクインしました。

2022年には須磨学園高等学校に入学し、同年7月には第19回世界水泳選手権で男子高飛び込み決勝において488.30点を出し、銀メダルを獲得。これは日本選手にとって、この種目での初めてのメダル獲得の快挙となりました。

2024年5月、五輪テスト大会では東京五輪で金メダルを獲得した曹縁に勝利。さらに、8月のパリオリンピック10m高飛込決勝では507.65点を記録し、再び銀メダルを獲得。飛込み競技では、男女通じて日本人初となるメダルを手にしました。