玉名市立玉陵中学校

玉名市立玉陵中学校

玉名市立玉陵中学校（たまなしりつ ぎょくりょうちゅうがっこう）は、熊本県玉名市玉名に於いて設立された市立の中学校です。この学校は1947年に学制改革により新たに設立された中学校の一つであり、現在は玉名市立玉陵小学校と併設され、「玉陵学園」として小中一貫教育を提供しています。2018年に玉陵小学校が併設されたことにより、両校はより密接に連携し、教育の充実を図っています。

校訓と教育目標

玉陵中学校の校訓は「意志・創造・協力・希望」であり、生徒たちがこれらの価値観をもとに成長することを目指しています。また、学校教育の目標は「故郷を愛し、未来を切り拓く力を備えた児童・生徒の育成」とされており、これは併設の玉陵小学校と共通です。お互いの学校が連携し、教育プログラムを共有することで、一貫した指導が行われています。

歴史的背景

玉陵中学校は1947年に、旧小田中学校と旧錦水中学校が統合されて設立されました。その後、1958年4月に正式に開校し、初代校長として宮前義夫が任命されました。開校当初の生徒数は632人で、学校の成長が早くも見られました。1962年には生徒数が849名に達し、過去最高記録を樹立しました。

校章と校歌

校章は1958年の統合に際して制定され、校区の6つの地域を象徴する6つのペン先と中心に校名「玉」と「中」を組み合わせたデザインとなっています。この校章は、学校のアイデンティティを強く表現しています。また、校歌は1962年に作詞され、全3番の歌詞の中に校名が登場し、学校のシンボルとして広く歌われています。

通学区域

通学区域は非常に広範囲に渡り、玉名市内の多くの地区を含んでいます。具体的には、城下や高城、逆川など、計30以上の地区が対象となり、生徒たちはこれらの地域から登校しています。併設される玉陵小学校とは近接しており、小中一貫教育を受ける環境が整っています。

交通アクセス

玉陵中学校へのアクセスは便利で、最寄りの鉄道駅はJR九州の九州新幹線「新玉名駅」で、バス停留所は「くまもと県北病院」が近いです。また、近くには熊本県道・福岡県道6号玉名立花線が通っており、車でのアクセスも容易です。

校則と学校の文化

校則については、男子生徒の髪型に関して以前は丸刈りを強制されていましたが、2006年からは自由化され、他の教室環境と共に柔軟性が求められています。女子生徒には肩までの髪型と、使用するゴムの色に制限が設けられています。

玉名市立玉陵中学校は、歴史的に見て長い充実した教育の伝統を受け継ぎながら、地域社会と繋がりを持ちながら生徒たちを育成することに注力しています。教育の質を向上させるための取り組みは今後も続けられるでしょう。

もう一度検索