王理恵

王理恵：スポーツキャスターから雑穀料理研究家、そして…

王理恵氏は、国民的英雄・王貞治氏の次女として1970年3月7日に東京都で生まれた。姉と妹の3姉妹で育ち、雙葉小学校から雙葉高等学校へと進学、その後青山学院大学文学部英米文学科を卒業している。

卒業後は、大手広告代理店である博報堂に入社。華やかなキャリアを歩み始めるかに思われたが、その後、転機が訪れる。父親である王貞治氏が福岡ダイエーホークスの監督に就任したことがきっかけとなり、福岡放送のスポーツ報道番組「Jump Up ホークス」のリポーターとして抜擢されたのだ。この経験が、彼女の人生を大きく変える転換点となった。

福岡での成功を足掛かりに、王理恵氏は全国区のメディアにも進出。TBSの早朝番組「エクスプレス」のスポーツキャスターを務め、ニッポン放送のラジオ番組パーソナリティとしても活躍。スポーツ報道のみならず、幅広い分野でその才能を発揮していくことになる。

近年では、経済関連の仕事にも積極的に取り組んでいる。日本インタビュ新聞社のインタビューアや司会を務めるなど、その活動は多岐に渡る。一方で、父親のサポートを兼ね、福岡での仕事も断続的に続けている。地元への強い愛着と、故郷への貢献意識が感じられる。

私生活では、幾多の困難を経験している。2度の離婚、1度の婚約解消。いずれの夫との間にも子供はいない。1度目の結婚は博報堂時代の同僚と1995年、2度目の結婚はテレビ番組のプロデューサーと2001年11月。いずれも2年半と3年で離婚している。医師・本田昌毅氏との3度目の婚約は、本田氏の醜聞発覚により解消された。そして、2015年1月21日、45歳年下の歯科医師と結婚。2月8日には自身のフェイスブックで結婚を公表している。

王理恵氏の人生を語る上で欠かせないのが、彼女自身の個性的な一面だ。野菜ソムリエの資格を保有し、雑穀料理研究家としても活動している。この活動のきっかけは、母親の癌による死去、そして単身赴任中の父親の健康を案じたことにある。2007年8月からは、有資格者としてテレビコマーシャルにも出演。健康をテーマとした活動にも注力している。

王貞治氏の3人の娘は、結婚して名字が変わっても「里は王家」という意味を込め、「理」の字を名前に使用しているというエピソードも興味深い。誕生はしなかったが、四女には「理奈」という名前が付けられる予定だったという。

2006年には、アメリカ・カリフォルニア州で開催されたワールド・ベースボール・クラシックで、父親が采配を振る日本代表の優勝を目の当たりにしている。スポーツキャスター、コメンテーター、タレント、雑穀料理研究家、野菜ソムリエ…。様々な顔を持つ王理恵氏は、これからも独自の道を歩んでいくことだろう。 彼女の今後の活躍に期待したい。

出演番組

現在の出演番組
王理恵のスローな気分で…（福岡RKBラジオ）
王理恵のおさんぽノート（福岡RKBラジオ）
過去の出演番組
Jump Up ホークス（福岡放送）
夢空間スポーツ（福岡放送）
エクスプレス（TBSテレビ）
デーブと王理恵の燃えろ!プロ野球（ニッポン放送）
デーブと王理恵の燃えろ!スポーツ天国（ニッポン放送）
LOHAS SUNDAY（J-WAVE）

出演CM

フランソア「ナチュレル」九州地方限定 (2004年)
オリゴのおかげ (2007年)
ハウス食品 (ハウスシチュー、2007年放映開始)

関連人物

王貞治 (父)
小堀馨子 (雙葉中学校・高等学校時代の同期生)
浅野まき (小学校～高等学校時代の同期生)
小木曽真子 (小学校～高等学校時代の同期生)
寺島夕紗子 (小学校～高等学校時代の同期生)
* 柴田美奈子 (小学校～高等学校時代の同期生)

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