球場郡

球場郡（クジャンぐん）

球場郡は、朝鮮民主主義人民共和国の平安北道東部に位置する郡です。

地理

球場郡は清川江が郡内を貫流しており、豊かな自然に恵まれています。特に、カルスト地形が広範囲に分布しており、その景観は独特です。龍門大窟をはじめとする鍾乳洞が点在し、地質学的にも貴重な地域となっています。

隣接する地域は、北に香山郡、西北に雲山郡、西南に寧辺郡、南に平安南道价川市、徳川市です。

行政区画

球場郡は、1邑、5労働者区、22里で構成されています。

邑: 1
労働者区: 5
里: 22

歴史

球場郡は、1952年の行政区画再編の際に、寧辺郡の一部（龍山面など）を分離して新設されました。以下にその詳細な年表を示します。

年表

1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安北道寧辺郡龍山面・南薪峴面・百嶺面および梧里面・古城面の各一部地域をもって、球場郡を設置。当時の構成は1邑26里でした。
球場邑、水口里、龍鉄里、安火里、雲興里、龍淵里、新興里、登立里、就徳里、蘇民里、貴上里、上耳里、雲龍里、松湖里、墨時里、上草里、下草里、牛峴里、大豊里、龍門里、中草里、造山里、開華里、都館里、下長里、上九里、沙烏里
1952年末 - 安火里が龍登労働者区に昇格し、1邑1労働者区25里となりました。
1953年 - 龍門里と龍鉄里の一部が球場邑に編入される一方、球場邑の一部と龍門里の残部が龍鉄里に編入されました。また、就徳里の一部が分離して龍門労働者区が発足し、残りの就徳里は雲興里に編入され、1邑2労働者区23里となりました。
1954年10月 - 寧辺郡三峯里を編入し、1邑2労働者区24里となりました。
1958年 - 蘇民里の一部が新興里と中草里に分割編入されました（1邑2労働者区24里）。
1963年 - 登立里の一部が龍登労働者区に編入されました（1邑2労働者区24里）。
1967年 - 登立里が登立労働者区に昇格し、1邑3労働者区23里となりました。
1985年 - 香山郡の蘆峴里、龍城里、上蘆里、加佐里、天水里、水陽里、仏舞里、石倉里を編入。龍門労働者区、雲興里、蘇民里の一部が合併し、龍水労働者区が発足し、1邑4労働者区31里となりました。
1990年 - 龍鉄里が龍鉄労働者区に昇格。仏舞里が青松里に改称され、1邑5労働者区30里となりました。
1996年 - 蘆峴里、龍城里、上蘆里、加佐里、天水里、水陽里、青松里、石倉里が香山郡に編入され、現在の1邑5労働者区22里となりました。

交通

球場郡には、以下の鉄道が通っています。

平徳線
咸家駅 - 坵丹駅 - 球場青年駅
満浦線
球場青年駅 - 魚龍駅 - 新興洞駅
青年八院線
球場青年駅 - 墨時駅 - 沙烏駅
龍岩線
球場青年駅 - 龍岩駅
龍門炭鉱線
魚龍駅 - 龍門炭鉱駅

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